『日々の映像』

2007年02月03日(土) コミュニケーション破壊の事例

 1月10日、ミクシイ上でコミュニケーションに関する意見交換をするコミュニテイ「コミ・セミNET」を立ち上げた。以来僅か23日しか経過していないが、登録者が150名を超えたことを報告させていただきます。このことは、コミュニケーションに関する関心の深さが反映していると思います。

 今日はコミュニケーションが破壊している事例を記述したい。DV被害者のことは1月31日に記述したが、今日はデータ的にDV被害者の深刻さを取り上げたい。配偶者などから暴力や脅迫を受けるDV被害者は増える傾向にあり、05年度に全国の配偶者暴力相談支援センターに寄せられた相談件数は5万2145件にのぼっていると言う。深刻な被害者は各都道府県にある婦人相談所などで保護するが、夫から逃れるために退所後の居場所を両親にすら伝えられないことも珍しくないのだ。

 政府は配偶者らから暴力(ドメスティック・バイオレンス=DV)を受けた人が就職や引っ越しをしやすくするため、政府が事実上、身元保証をする制度を2007年度に創設する。安倍晋三首相が掲げる「再チャレンジ」政策の一環で、DV被害者であることが障害となって就職などが不利になることを防ぐのだという。政府が事実上、身元保証をする制度より、暴力が起こる根本問題に対する処方箋を示すべきでないか。これが示せなくてただ対処療法のように身元保証をするだけではどうにもならないと思う。なぜ、夫婦のコミュニケーションが破壊されてゆくのか・・・コミ・セミNETで語り合いたいと思っている。

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070203AT3S0201903022007.html




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石田ふたみ