『日々の映像』

2007年01月18日(木) 年金67歳支給、早くも足音

 少子高齢化社会の深刻な足音が聞こえるように成って来ている。その足音の身近に聞こえる代表が年金であろう。政府内で、支給開始年齢をいずれは65歳より高くする必要がある、という声がくすぶっているという。「年金67歳支給時代」が、いつかやって来るのだろうか。

 政府が昨年暮れに公表した日本の将来推計人口は、少子高齢化が従来の想定より深刻になると予測している。公的年金は今後、給付と負担の再設計を迫られる可能性が高い。政府内では、支給開始年齢をいずれは65歳より高くする必要がある、という声がくすぶる。「年金67歳支給時代」が、いつかやって来るのだろうか。(
 
 政府は04年の年金改革で、給付水準を今後しだいに引き下げることを決めた一方で、「厚生年金に加入するモデル世帯の受給額は、将来も現役世代の平均収入の50%以上を確保する」と約束した。だが、新推計を前提とすると、他の条件が変わらなければ、4割台に落ち込むという。
  フランスはと日本を比較してみよう
       保険料       支給年齢       支給水準
フランス  16.65%       60歳           68.8%
日 本   18.3%(追って)   65歳(追って67歳)  50.0%(追って) 

 フランスはユゴーの小説「レ・ミゼラブル」に出てくるように、200年以上も前から年金制度が確立している。日本と年金思想の根本が違うのではないかと思う。



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石田ふたみ