『日々の映像』

2006年12月27日(水) 果てしない殺し合い

 イラクの殺し合いはいつまで続くだろう。50年か100年かいやそれ以上続くのかもしれない。

 イラク高等法廷のシャヒン裁判長は26日、フセイン元大統領(69)ら3被告に宣告された1審死刑判決が控訴審で支持されたことを明らかにした。これにより、元大統領の死刑が確定した。イラク国内法は確定から30日以内に刑を執行すると定めている。

 裁判長は会見で「30日以内の執行は命令だ。いつでも可能だ」と述べており、元大統領の絞首刑が来年早々にも執行される可能性が強くなった。死刑を宣告した現政権幹部・シャヒン裁判長などは常に反政権派から命を狙われることだろう。果てしない殺し合いが延々と続く決定的な背景は、12世紀のイスラム過激思想が大衆全体を支配しているせいだと思う。イラク国民は殺し合いの宿命から脱却する術を模索すべきだ。






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石田ふたみ