『日々の映像』

2006年12月16日(土) 若年性認知症、厚労省が初の実態調査へ

 若年性認知症・・・なんと悲劇的な言葉であろう。50代で認知症になった人と接した人を二人知っている。一人は脳いきいき会で、40代後半に認知症が現われ、52歳で会社を解雇したという元会社役員に話が合った。実に悲劇的なことである。「全国で10万人前後とも言われているが、正確な実態はわかっていない」〈読売から〉

 最初は「あれ、何だっけ」といった一時的な物忘れから始まるが、やがて会議の予定を忘れたり、同僚の名前や取引先の場所がわからなくなったりするため、仕事を続けることができなくなる。根治療法はなく、高齢者よりも進行が速いと言われている。
  
 厚生労働省は、65歳未満で発症する若年性認知症について、初の本格的な実態調査を行うことを決めた。今年度中に3県で先行調査を実施、2007年度以降、約10の都道府県に拡大する。専門医の確定診断に基づき、全国の患者数を推計するほか、医療・介護保険の利用状況を把握し、支援のあり方を探るという。働き盛りや子育て中に発症するため、本人や家族の経済的、精神的負担が大きいが、高齢者に比べると、受け入れ施設は少なく、公的な支援は十分に整っていないのが現状だ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061213-00000201-yom-soci
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/kaigo_news/20060327ik01.htm


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石田ふたみ