2006年12月15日(金) |
ノロウイルス猛威…感染性胃腸炎59000人 |
ノロウイルスを主な原因とする感染性胃腸炎が、過去25年で最大の流行となったことが8日、国立感染症研究所感染症情報センターの調査でわかったという。 同センターが全国約3000の小児科医療機関を対象に行っている定点調査によると、11月20〜26日の週の1病院当たりの患者報告数は19.8人なのだ。 3000×19.8人=59000人が感染している
ノロウイルスによる感染性胃腸炎の症状は下痢や嘔吐(おうと)、発熱など。通常は1〜2日で治るが、お年寄りは重症化しやすい。感染経路としてはカキの生食によるケースが知られているが、最近目立つ老人施設や病院での集団感染は、感染した調理従事者が食品を扱う、患者の排せつ物などから人の手などを介して感染が広がった例が大半なのだ。このため厚労省では、食前やトイレ後の手洗い、汚物の適切な処理などを呼びかけている。ノロウイルスを最も警戒しなければならないのは、高齢者施設でないかと思う。
*ノロウイルス:感染性胃腸炎のイロハをメモ 1、臨床症状 主な症状は嘔吐と下痢ですが、嘔吐または下痢のみの場合、嘔吐の後下痢がみられる場合とさまざまで、症状の程度にも個人差があります。37〜38℃の発熱がみられることもあります。嘔吐や下痢、発熱で脱水症状を示すこともあるので注意が必要です。
2、感染経路 〈1〉人から人への感染 吐物や便の中に含まれるウイルスが手、あるいは手で触れたものを介して口に入り感染します。吐物の飛沫から感染する場合もあります。
〈2〉汚染された水、食品からの感染 食品を介した感染で最も多いのは貝類による感染で、ウイルスに汚染された二枚貝を生、あるいは加熱が不完全なままで食べることにより感染します。また、感染性胃腸炎の病原体を持っている人が調理した際に食品が汚染され、その食品を摂取した場合に感染する場合もあります。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061208-00000212-yom-soci http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/noro/noro2.html
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