| 2006年11月04日(土) |
病気で摘出の腎臓移植…宇和島徳洲会病院で11件 |
素人が考えてもありえないことが行われている。生体腎移植手術に絡む臓器売買が明らかになった宇和島徳洲会病院(愛媛県宇和島市)は2日、過去に実施した生体腎移植で、「病気のため摘出した腎臓を別の患者に移植したケースが11件あった」という調査結果を発表した。
病院関係者は、これらの腎臓は良性腫瘍(しゅよう)や動脈瘤(りゅう)などの病気で摘出されたものとしているが、他の腎移植医らによると、「病気の腎臓を移植することは医学的にあり得ない」という。これは医者でなくとも「あり得ない」ことと理解できよう。宇和島徳洲会病院移植手術そのものも大きな問題となりそうだ。こんなことが起こっているという意味でここに記録として残したい。倫理観は地に落ちているといわねばならない。
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