『日々の映像』

2006年11月03日(金) 消費者金融、貸付残高15兆5798億円

10月9日が概要次のことを書いた
1、借り手の死亡に伴って消費者金融側が受け取った保険金は計302億円。
2、借りての「自殺」に伴う受領額は4908件で43億円であった。
3、無担保無保証貸付けの口座数1,408万件(延べ)に対して、被保険者数(延べ)は13441万人もいることが判明した。
4、保有契約高は約8兆4000億円との報道であった。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=238270274&owner_id=3230765

 金融庁は1日、2005年度分の貸金業者関係統計資料を公表した。今回の公表分から消費者向け無担保融資について、貸付金利別の件数、残高が初めて明らかにされた。発表の驚くべき内容は以下の通りである。

1、 利息制限法の上限である20%を超え、出資法の上限金利(29・2%)までの間のグレーゾーン(灰色)金利帯での貸付件数は、4714万件で76・0%を占め、残高も11兆4095億円で73.27%を占め、件数、残高とも7割を超えていた。

2、貸金業者は1万4336に上るが、貸出金利別の統計は、98事業者(残高ベースでシェアは約92%)が提出している事業報告書を基にまとめた。消費者向け無担保貸付金は15兆5798億円で、件数は6200万件だった。
 補足・・件数が6200万件とは驚きだ。正味借り入れ人数は刺     激が強いので金融庁は伏せておくのだろう。

3、金利帯別の貸し付け内訳を見ると、件数ベースではの「26%超29%以下」金利帯が最も多く32・5%を占め、次いで「24%超26%以下」が19.2%、「24%超26%以下」が19.2%」も15.3%に上った。

補足 金利帯別の貸し付け内訳を確認すると次の通り。
28%超29.2%以下     15.3% 
26%超28%以下の金利帯    32.5%
24%超26%以下」       19.2%
24%以下の金利       33.0%

最大の問題はこのような高利の貸付が6200万件のあるという事実である。これを皆さんどう思いますか。時間のあるときにまた取り上げたい。



 < 過去  INDEX  未来 >


石田ふたみ