『日々の映像』

2006年10月16日(月)  また 酒気帯び運転で、女高生死亡。

 どうして酒気帯び運転がなくならないのだろう。埼玉でまた死者がでた。「埼玉県警小川署は15日、同県小川町下横田、運転手田中聡一容疑者(30)を業務上過失傷害と道交法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕した」というのだ。

 調べによると、田中容疑者は15日午後6時ごろ、乗用車で交差点を右折しようとして、直進してきた小川町みどりが丘、大学生中村篤さん(21)のオートバイと衝突。オートバイの後部に乗っていた高定時制1年菊池雅子さん(16)が頭を強く打ち、約6時間後に死亡したものだ。中村さんも顔に軽傷。田中容疑者の呼気1リットル中、0.7ミリグラムのアルコールが検出されたという。田中聡一容疑者は酒気帯び運転で人生がメチャクチャになった。

 ここで、警視庁の資料から酒気帯び運転のイロハを掲げたい

1、アルコールとは何か
お酒はアルコール分を含む人を酔わせる飲み物です。
  酒税法では、アルコール分1%(1度)以上を含む飲料をアルコール飲料と総称していますが、一般的にはアルコールとはいわゆるお酒のことを指しているようです。お酒は、カクテルまで含めれば世界各地で数千種に及ぶとも言われています。お酒を飲むと顔が赤くなったり、多弁になったり、足元がふらついたりするいわゆる「酔っ払う」状態になりますが、これはすべてお酒の中のアルコールの影響によるものです。

2、アルコールが身体に及ぼす影響
アルコールは人体にとって影響の強い物質です。
  アルコールは大量に摂取すると、中枢神経抑制作用、血圧低下などの循環器作用、消化不良や胃粘膜障害による胃炎などの消化器作用を示します。最終的には呼吸が抑制されて死に至ります。また、精神的、身体的依存症状を引き起こします。アルコールは麻酔作用によって脳をマヒさせ、いわゆる「酔った」状態をつくりだします。大脳の理性や判断を司る部分は大脳皮質といいますが、少量のアルコールではこの部分がマヒすることで相対的に情動を司る部分が亢進(こうしん :「たかぶる」こと)し、多弁等の一般的に言われる「酔っ払い」の行動が現われはじめます。さらに酒量が進むと、知覚や運動能力を司る部分が抑制され知覚や運動能力を鈍らせ、同じ話を繰り返ししたり、足元がふらついたりします。

3、アルコールの影響身体に現れるまで
お酒を飲んでもアルコールはすぐに作用を現しません。
摂取したアルコールの血中濃度は時間の経過と共に上昇し、状況によって異なりますが一般的には摂取後1〜2時間程度で最高血中濃度に達します。よってお酒を飲んだ時には症状がなくとも時間が経つとともに「酔い」の症状が進みます。
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kotu/insyu/insyu1.htm


 

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石田ふたみ