『日々の映像』

2006年10月03日(火) ブッシュ政権泥沼イラク戦争

 3月25日以降ミクシイの掲載するようになってから、出来るだけ身近な問題を取り上げる方針を立てた関係で国際問題はほとんど記述しなかった。この方針はあまり適切とは言えず、私自身の中に書かないことによるストレスを感じるようになった。よって、つたない記述であるが国際問題を時折ここで記述させていただきたいと思っています。
  
 今年3月以前にブッシュ政権泥沼という題で何回も書いた。今回も気になる報道があるので記述したい。米紙ワシントン・ポストの花形記者ボブ・ウッドワード氏が新著の中で、イラクに関するブッシュ政権の情報隠ぺいの実態を暴露していることが明らかになった。同記者は28日、CBSテレビとの会見で、「イラクでの米軍などに対する攻撃が公開情報よりもはるかに悪化した状態にあり、攻撃頻度は、週800〜900件に達している」とする情報機関の機密情報を明らかにした。政府は正確な数字を公表しないまま、「事態は改善している」と広報しているが実際はウソのようである。イラクの米軍が週800〜900回も攻撃を受けるのであるから、泥沼のイラク戦争といえる。

 米上院は29日の本会議で、2007会計年度(06年10月〜07年9月)の国防予算案を全会一致で可決した。総額は過去最大の4480億ドル(約53兆円)で、このうちイラク・アフガニスタンの戦費として700億ドル(約8兆3000億円)を計上した。ただし、米政府は07会計年度の戦費を1100億ドル(13兆円)と見積もっており、年度途中に補正予算編成が避けられない見通しだという。1年で13兆円も戦費を投入して、どこにいるか分からない敵から毎週800〜900件の攻撃を受ける・・・まさにブッシュ政権の泥沼といえる。アメリカがイラクから撤退することがあるだろう。このとき米軍にどれだけの人的被害がでるか計り知れない。ブッシュ政権の泥沼イラク戦争の顛末が待っている。


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石田ふたみ