『日々の映像』

2006年04月30日(日) 横田さんブッシュ大統領と面会

 マクレラン米大統領報道官は28日の定例会見で、ブッシュ大統領と北朝鮮による拉致被害者の家族らとの面会に関して「大統領は北朝鮮の人権状況に強い懸念を抱いている。自国民を飢えさせる政権に全世界は注意を払い続けるべきだ」と述べ、拉致を含む北朝鮮の人権問題を重視する姿勢を強調している。

 報道官は北朝鮮を「世界で最悪の人権侵害政権の一つだ」(4月29日・毎日から)と非難した。ブッシュ大統領が国際社会の注意を喚起しており、外国要人との会談で問題を頻繁に取り上げていると述べた。
 
 北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの母早紀江さん(70)と弟拓也さん(37)が28日午前、ブッシュ米大統領とホワイトハウスの大統領執務室で面会。被害者の写真と被害者家族のメッセージを添えた手紙を直接手渡した。

 これに対し、大統領は「人権を尊重しない人に対して発言することは勇気が要ることだ。皆さんはそれをやっている」と拉致被害者の家族らの活動を評価し、「(拉致問題解決の)働き掛けを強めたい」と明言したという。更に「もっとも心を動かされた会談のひとつだった」と評価している。
 
 早紀江さんは、これに先立ち行われた米下院外交委員会の公聴会で「長い長い苦悩の日々を過ごしてきた。すぐにでも会えると喜んだのに、まだ救出できない。口惜しくて、悲しくてたまりません」などと声を震わせて話したという。北朝鮮の人権問題に対する米政権の厳しい姿勢を鮮明にし、圧力を強めるのが狙いなのだ。考えてみると日本の首相が北朝鮮の人権問題に言及したという記憶がない。人権を軽視するベースがあるから、拉致問題の進展がないのだと思う。


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石田ふたみ