『日々の映像』

2006年04月09日(日) 公立病院の治療代未払い急増

 治療代未払いが急増している。某大学のある部門では治療費10%が未回収になっているとの話も聞いたことがある。ミクシイのコミュニテイで高齢者福祉情報というページを作っているが、ここで深刻な治療費に関するメールが来ることがある。3年ほど前に書いたが、自己破産の10%は治療費を払うために、消費者金融からお金を借りそれが原因で破産に至っている。 

 預金ゼロの家庭の増加・治療費の3割負担が背景になって治療代未払いが急増しているのである。都道府県と政令指定都市が運営する全国248の公立病院で、患者から支払われていない治療代(未収金)が昨年3月末で「1病院あたり約3300万円に上っている」(朝日新聞社の調査)ことが分かったという。この調査によると未収金の総額は「昨年3月末で80億7686万円。1病院あたりでは、02年3月末に2250万円だったが、03年2650万円、04年2941万円、05年3256万円」と年々増加している。

未収金発生の原因(複数回答)では、
1、「低所得者の増加」が74%
具体的には「生活保護には至らないが、生活が困窮している患者」が支払うことが出来ないのである。
2、「医療費の自己負担増」が64%。
高齢者の1割負担徹底(02年10月)▽サラリーマン本人負担の2割から3割への引き上げ(03年4月)▽高額な医療費の負担上限を上げた(01〜03年)といった負担増の政策と未回収の増加の関連が明白といわねばならない。
今後はこの未回収が病院の経営にも影響を与えることになるだろう。依然書いたことがあるが、預金なしの家庭が20%に達したことが治療代未払い急増の大きな背景といえる。
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石田ふたみ