『日々の映像』

2005年08月14日(日) 郵政の変:自民、造反組全員に対抗馬擁立へ

 今回の選挙は自民党史上かってない激しい戦いが展開される。なにしろ、衆院採決で反対票を投じた全員に例外なく対抗馬を立てるのである。反対票を投じた議員37名は、死ぬか生きるかの戦いになった。総理・総裁がこれだけの強権を発揮できるのは「小選挙区比例代表制」という選挙制度のせいである。37名の反対票を投じた政治家の中には、自民党有利な「小選挙区比例代表制」を強力に推し進めた政治家もいたであろう。8月10日に書いたように選挙制度歴史は皮肉な薄笑いを浮かべているように思う。

 ともかく、昨日までの自民党では考えも付かないことが進行しているのだ。「小泉首相は10日、自民党の武部幹事長、二階俊博総務局長と首相官邸で会談し、公明党が公認候補を立てる小選挙区以外は、全選挙区に候補を擁立する方針を確認した」という。反対の急先鋒であった小林興起・前議員の東京10区で小池環境相を擁立するなどの動きである。

 理屈はいくらでも付けられる。 首相は「自民、公明以外は民営化に全部反対だから、反対だけの候補者になったら有権者も困る。(民営化是非の)選択ができない」と述べている。話はもっともあるが、この方針によって倒される政治家がどれだけ出るのだろう。前記した小林興起・前議員は再度国会の絨毯を踏むことは出来ないのでないか。首相は今回衆院選を、郵政民営化の賛否を問う国民投票と位置づける考えを鮮明にしているのだ。この賛否を問う国民投票という錦の御旗で反対派を倒そうとしている。
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癒しの森734                               2005年8月14日 

          ディスカバリー(野口飛行士)が無事帰る

 スペースシャトル「ディスカバリー」が無事に地球に戻り世界中の人々がほっとした。今回のディスカバリーの飛行には特別の意味があった。2003年のコロンビアの空中分解事故以来、米航空宇宙局(NASA)の積み上げてきた安全対策の有効性が試されたからだ。しかし、安全性が証明されたとは言い難い結果に終わった。特に打ち上げ時に外部燃料タンクの断熱材がはがれ落ちたことは深刻だ。断熱材の落下はコロンビア事故の直接原因とされているのだ。ここでは、難しい完全性個々の指摘点は省略したい。

 野口飛行士の語録の一部を引用したい。「船外活動(EVA、宇宙遊泳)は3回やりましたが・・・終わった時には本当にほっとしました。あとはやはり、地球の美しさ、星々の美しさといったものに息をのむ時間だった」と言っている。ディスカバリーは地球の上空400キロを飛行していた。400キロと言っても地球の直径12500キロからすると地球スレスレに飛行しているのである。巨大な青き地球の美しさに「息をのむ時間」と言う表現が印象的であった。

  ・我ら住む 母なる地球の 美しさ 宇宙に浮んで 息のむひと時
     






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石田ふたみ