『日々の映像』

2005年08月02日(火) 心筋梗塞:総コレステロール値と無関係 

 時折医学の常識が覆ることがある。よって、新聞で発表される範囲の医学情報は記憶に留める必要があると思う。「血液中の総コレステロールの値は、心筋梗塞(こうそく)を発症する危険性とほとんど関係がないとの調査結果を、青森県立保健大の嵯峨井勝教授(環境保健学)らが15日、東京都内で開かれた日本動脈硬化学会で発表した」という。心筋梗塞と関係するのは血圧や「善玉」と言われるHDLコレステロールの値だった。嵯峨井教授は「総コレステロールより血圧に注意し禁煙と運動で善玉コレステロールを増やすべきだ」と訴えている。善玉コレステロールを増やすためには、カスピ海ヨーグルトが有効だといわれている。
 
 日本動脈硬化学会は、血液1デシリットル中の総コレステロールが220ミリグラム以上を「高コレステロール血症」と定め、心筋梗塞の可能性が高まるとして、喫煙者や45歳以上の男性、55歳以上の女性は220未満に抑えるべきだとの指針を発表していた。220以上は全国で2300万人と推定されるが、今回の調査はこの指針に疑問を呈する形となった。

 佐久間一郎・前北海道大講師(循環器科)は 「私たちが北大で患者と健康人計約2500人を比べた分析でも、心筋梗塞の発症と総コレステロールに関係はなく、あるのは血圧やHDLだった」としている。これからはコレステロール値よりHDLコレステロール(善玉コレステロール)に関心を持つ必要があるのだ。
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癒しの森723                             2005年8月2日   

         夏の野菜ズッキーニ
  
 妻の仲間が共同で100坪の畑を借りて、アンデス産のヤーコンの栽培を始めたことは、5月23日・27日・28日に書いた。それから10日余り経って、地主の奥さんからズッキーニの苗を7本貰って植え込んだ。植え込んだもののズッキーニという野菜がどんなものなのかも分からないままであった。

 成長が早く7月上旬から、直径7センチ長さ25センチ余りのズッキーニが収穫できる。詳しくは省略するがスープ・油炒め・漬物と料理の範囲が実に広い。外観は大きなキュウリに似ているが,カボチャの仲間なのだ。学名はCucurbita pepo var. melopepoでペポカボチャの変種なのである。原産地はアメリカ(テキサス)〜メキシコ。ズッキーニという言葉はイタリア語で,
イタリアや南フランスの地中海地方でよく栽培され、この地方の料理には欠かすことのできない野菜となっているとのこと。我が家でも夏の野菜として欠かすことのできないものになるようだ。

   ・この夏は テキサス産の ズッキーニ 秋はヤーコン 楽しみ多し
     

 
 



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石田ふたみ