『日々の映像』

2005年08月01日(月) 「シックカー」防げ 自動車各社、車内の有害物質低減へ

 以前化学薬品の弊害のことを多く書いた時期があった。主にはシックハウス症候群・食品添加物であった。しかし、シックカー症候群のことは書いたことがなかった。「自動車メーカー各社が、車内の内装に使われる接着剤などに含まれる揮発性有機化合物(VOC)低減に取り組み始めた」(7月30日・朝日から)という。アスベスト被害など有害物質への不安感が高まっていることを背景に、日本自動車工業会が定めた自主目標の達成に急いでいるという。

 シックカーの原因は、言うまでもなく内装に使う接着剤やシート内の部材などから出るホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、などである。被害例の具体的なデータはないが、「新車のにおい」とされるものの中にホルムアルデヒドなどが入っているのだ。利用者から「目にしみる」「頭痛がする」などの声も出ているという。 自工会の測定では厚生労働省が住宅などに定めた「ホルムアルデヒド0.08ppm以下」といった指針値を上回る物質もでている。
 
 このシックカーの測定基準はまだ正式には決まっていない。温度やドアの開閉など測定条件を定めたうえで、達成する目標を設けた段階なのだ。新車を乗る人は、1年ぐらいは空気の入れ替えを頻繁に行うなどの対策が必要だ。夏になると窓を閉めきって運転する場合が多いので特に注意が必要である。メーカーがどんなに努力しても化学薬品がゼロには絶対にならない。JRの全駅でアスベスト(石綿)が使用されていることが明らかになった。庶民が賢明にならなければならない時代のようだ。
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癒しの森722                          2005年8月1日   

        太陽系に10番目の惑星・NASAが発表

太陽系10番目の惑星が発見された。新惑星の発見は1930年の冥王星以来75年ぶりであるというからドラマである。「米航空宇宙局(NASA)ジェット推進研究所は7月29日太陽系10番目の惑星を発見したと発表した。新惑星は冥王星(直径約2300キロメートル)よりやや大きく、太陽と地球の距離よりも最大97倍離れたところに軌道がある」という。この惑星は仮称として、イヌイット神話に登場する海の女神の名前から「セドナ」と名付けられた。

 新惑星は冥王星(直径約2300キロメートル)よりやや大きく、太陽と地球の距離よりも最大97倍離れたところに軌道があるという。新惑星は明るくアマチュア天文家でも確認できるとしている。観測結果からセドナの位置は、地球から約100億キロ。これまで太陽から最も遠いと考えられていた冥王星から、さらに42.5億キロ外側にあり、氷と岩でできていると考えられている。距離のイロハを整理して置きたい。
・ 太陽から地球までの距離 1億5千万キロメートル
・ 地球からセドナまでの距離    100億キロ
・ 冥王星からセドナまでの距離  42.5億キロ
・ 参考:地球の直径          12500キロ(0.000125億キロ)

  ・太陽の 周りを走る 新惑星 その名セドナは 遥か彼方に 
   






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石田ふたみ