『日々の映像』

2005年07月25日(月) 東京で震度5強の地震首都圏を直撃

 23日午後関東地方を中心に地震があり、東京都で震度5強の揺れを記録し、交通機関は大きく乱れた。気象庁によると、震源地は千葉県北西部で、震源の深さは約73キロ、地震の規模(マグニチュード)は6.0であるという。今回の地震があった関東地方の地下は、北米プレートの下にフィリピン海プレートと太平洋プレートが潜り込む複雑な構造となっており、常に地震が起きる危険があるのだ。この10年間で今回を含め震度5弱以上の地震が9回起きている。 まさに地震と同居しているような地域なのである。
 今回は震度5でありもう少しおおきな地震になると、イメージにない被害が予測される。その代表的な例がエレベーターの停止であろう。震度5強を観測した23日の地震の影響で、関東地方では約5万台のエレベーターが停止していたというから大変なものだ。エレベーターに設置された地震計が地震を感知すると、自動的に停止するシステムとなっている。エレベーター地震でのエレベーターの復旧は25日にずれ込んでいる。すなわち今回程度の地震でもエレベーターの中に閉じ込められる危険があるのだ。エレベーターの管理会社別の台数を参考までに書き留めたい。
 今回の地震は技術者が現場から現場に移動できる範囲の地震である。大規模な地震になると、技術者の移動が順調に出来ないことになる。大きな地震になると5万台のエレベーターの中に多くの人が閉じ込められる危険がある。エレベーターの中に24時間以上閉じ込められる場合の対策が必要なのではないか。
三菱電機ビルテクノサービス   約17000台
日立ビルシステム          約19600台
東芝エレベー             約 9400台  
日本オーチス・エレベータ     約 4000台
      合計             50000台
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  癒しの森715                                2005年7月25日   

               定例三者連絡会議

 ここでホームレスに関することを何回か書いた。朝の散歩で2人のホームレスと知り合いになったのである。この2人の再起の可能性を探ったこともあったが挫折した。その最大の理由は、この人達にコミュニケーション能力がないことであった。分かり易く言えば、通常の会話が出来ないのである。そんなこともあって、NPO法人「ホームレス支援ネットにいがた」の賛助会員となっている。今日はここの事務局長の依頼もあり、当事者(ホームレス)・支援団体・市の三者が概ね月1回集まって情報交換をする会議に出席する。
 新潟には約50人の路上(公園なども含む)生活者が50人余りいる。今日の会議には路上生活者であるホームレスが20人、支援3団体の関係者7人、市の関係者6名が集まっての会議が持たれる。ホームレスで話をした人は1人のみで、後は市の関係者に対して支援団体が口頭で陳情する形式での会議であった。今日集まった路上生活者は男性(30〜70代)17人、女性3人(50代〜60代)であった。この20人の瞳は、当然のことながら虚ろであった。社会の最底辺のホームレスに対して、行政がどれだけ手を差し伸べるべきか、支援団体の限界などさまざまなテーマが横たわっている。言い得ることは、彼らに何らかの支援をしないと、立ち直ることが出来ないことである。しかし、彼らを見る社会の目は厳しい。
  
 ・路上にて 今日を生きる 生活者 希望ないまま 明日も彷徨う 
 
         

  
  
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石田ふたみ