『日々の映像』

2005年07月24日(日) 日本企業の実力

 昨日と同じく一つの認識論的な視点のことを書きたい。日本の社会を悲観的に捉える人が多い。日本人はここで記述するまでもなく、物事を悲観的に捉える人が多いと思う。昨日書いたように労働者の多くは「会社の将来に不安」というストレスを持っていることは、物事を悲観的に捉える人が多い展開的な例だと思う。 社会をどう捉えるか、企業をどう捉えるかという基本的な認識が日常的な気分・ストレスに少なからずの影響を与える。よって、いたずらに物事を悲観的に捉えることは、その人にとってマイナスであると思う。

 日本の上場企業の財務改善が鮮明になっている。上場企業の純有利子負債がバブル後最低100兆円を割った。「純有利子負債は3月末に過去10年で初めて100兆円を割り込み、バブル後最低水準となった。収益力の回復で手元資金が増える一方、余剰資金を借金返済に充てているためだ。実質無借金の企業は3社に1社。財務の自由度は高まっており、将来の成長へ向けM&A(企業の合併・買収)が加速する可能性があるほか、増配に踏み切る企業も増えそうだ」(日経から)という。

 特筆すべきことは実質無借金の企業は3社に1社あるという事実である。純有利子負債とは、借入金など有利子負債から、現預金と短期保有有価証券の合計である手元流動資金を差し引いた額である。現預金と短期保有有価証券の合計が、借入金など有利子負債より多い企業が3社に1社もあるのだ。この実力に賛意を示したい。
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癒しの森714                               2005年7月24日   

          手作りの生涯青春の会(2)

 今日も4時間あまり妻と7月27日に開く生涯青春の会への参加を呼びかける活動をした。この時間で10軒の訪問であるから、2〜3軒を除いては駆け足の参加の呼びかけである。その中に1軒は20年余り前に交流のあったAさんのお宅であった。今はご長男と78歳になる母との2人暮らしである。母は健康そうであるが、明らかに認知症なのである。長男の話によると現在は介護1の判定であるがまもなく2の判定になると思うと話していた。

 まだらボケなのである。われわれ夫婦のことはハッキリと記憶しており歓迎して迎えてくれた。帰りも車が見えなくなるまで玄関前に立って送ってくれた。この面では正常の人と何ら変わりないのである。しかし、長男の話によると20年前に亡くなった夫のことを「まだ帰っていない」というとか1時間に散歩に連れて行ったことがまったく記憶にないという。生涯青春の会のキャッチフレーズは「呆け老人になるな!」である。ご長男は刺激があったほうが良いので、27日のスピーチの会は2人で参加されるという。この婦人の痴呆がこれ以上進行しないように何かと協力をしたいと思った。

 ・今日もまた 呆けになるなと 呼びかける 対話の旅路の 疲れ爽やか
     







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石田ふたみ