『日々の映像』

2005年07月20日(水) アスベスト災禍の広がりは深刻(5)

 アスベストは「静かな時限爆弾」として大きな社会問題となってきた。アスベストは第二次世界大戦以前から軍需用の工業原料などに使用されていたが、一般社会に普及するようになったのは戦後以降のことなのである。「燃えない、減らない、腐らない、そして加工しやすい。とにかく使い勝手がよかった」と一時は「奇跡の鉱物」と呼ばれる時代があったのだ。

 アスベストによる被害は現在の累計1000人単位死者からではとても収まらない規模なのである。「大量使用の時期からすると、今後40年間で約10万人の男性が中皮腫で死亡する」(7月20日・産経)との研究者の推計もあるのだ。欧州では石綿工場の労働者が塵肺(じんぱい)で多数死亡したことをきっかけに、昭和30年代から健康被害が指摘されていた。そして 84〜96年にかけて、ノルウェー、オランダ、ドイツ、フランスは全面禁止を打ち出したが、日本では原則禁止が04年10月になっている。全面禁止は08年の予定となっているというから驚きだ。

 これからはアスベストを使ったビル、住宅の解体のよる飛散が深刻な問題である。対策が不十分だった場合、「作業者や周辺の一般住民への被害もある」(引用同)という。せめてもの自己防衛はビル・住宅の解体現場に近づかないことぐらいである。しかし、都市での地震では、アスベストの吸引被害を避けることが出来ない。一回中越地震とアスベストの飛散という記事があった。アスベストの問題は、人が住む場所にまで影響を与えるほどの大きさを持っているような気がする。
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癒しの森710                                2005年7月20日   

         自分以外のもののために生きる

 今日の朝は涼しかった。多忙でこのところ朝の散歩のリズムがやや崩れている。今日の散歩の出発は7時であった。涼しいといっても1時間歩いてくると、汗びっしょりだ。最近は坂道に挑戦している。5年ほど前まで時折地質調査で山道を歩いたが、当時より今の方に脚力があることがハッキリと分かる。毎日のささやかなトレーニングこそ力であることを実感している。禁煙して3年目に入り心肺機能が向上していることも、運動能力を向上させる原因の一つなのだろう。

 今日も昨日と同じく7月27日のスピーチの会のことで時間を使う。今までに例をみない会を軌道に乗せることは、なかなか大変である。しかし、一つの信念を持って努力したいと思っている。2004年2月13日に書いたアインシュタインの言葉「人は自分以外のもののために生きられるようになって、初めて生のスタートを切る」(会報1号に引用)を胸に収めて今日も活動した。「私は1998年1月18日に日々の映像の結びで次のように書いた『自分以外のもののために生きられるようになる・・これを我が人生の最大の課題にしようと思った。そこに初めて気力が溢れる充実の日々が待っているような気がする』と」(2004年2月13日の癒しの森から)自分以外のもののために生きる・・これで自身の活力が増して来るので、最後は自分のためなのである。

  ・今日もまた スピーチ参加を 呼びかける 1日動いて 疲れ爽やか
     

        





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石田ふたみ