2005年07月19日(火) |
アスベスト災禍の広がりは深刻(4) |
経済産業省のまとめや各企業の発表などによると、アスベストが原因とみられる死亡者は49社で490人であるという。この死者数は報道のつど増加していくようだ。 ともかくアスベスト使用は、1960年代からトータルで1000万トン超えているというから、いたるところで静かな危険部、静かな時限爆弾が撒き散らされているといっても過言ではないだろう。主な使途は建築物の屋根、瓦、内外壁に使う断熱材や耐火材、配管、エンジンの断熱、パッキン、耐熱手袋、消防服 配線などである。
このアスベスト災禍のどれだけの広がりになるのか見当がつかない。心配されていたことが現実となって報道されている。「大手機械メーカー、クボタのアスベスト(石綿)による被害について、同社に旧神崎工場(兵庫県尼崎市)の周辺住民34人の死亡例の相談があり、うち31人は石綿との関係が深いとされる中皮腫だった」(7月17日・共同通信)ことが分かったというから大変なものだ。配線工事などでアスベストに接し病気になった事例なども報道されている。
一番驚くのはアスベスの危険性の指導を受けて作業に当たった患者が余りいないことである。建設業や鉄鋼業では「事業者からアスベストの危険性について説明を受けた人はゼロ」という有様なのだ。なにしろ防じんマスクが分配られたとの回答もゼロなのである。クボタの周辺住民34人の死亡例によるまでもなくアスベスト災禍は労災でなく公害である。しかし、政府はまだ「公害健康被害保障法」を適用するかどうかは慎重なのである。政府は誰のためにあるのか・・という原点がハッキリとしていないように感じられる。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森709 2005年7月19日
古い友人を訪ねる
今日は、7月27日にスピーチしていただく人3人と古い友人を訪ねる。 幸い第2回目の登壇者は順調に決まって来た。7月9日は14人がスピーチに 立った。会の終了の時「アンコール投票箱」を用意して、「もう一度話し聞きたい人」の投票をお願いした。7月27日は2番目に投票が多かった三富光男さんから、スピーチの会の最後に時間を延長(15分〜20分)して話をしてもらうことにした。三富光男さんは長年福祉関係の仕事に従事して今年退職、今は自称人間性向上アドバイザーの名詞をもっている。7月27日の演題「人との縁について」となった。その他の2人の懇談は省略したい。
巻町福井の古い友人(農業)を訪ねる。40年も前に交流した人で私より4年先輩だ。4年先輩の友人はもう70歳である。生涯青春の会の話をして、農村部認知症の発生状況を聞く。彼は指をおって数え「俺たちの年前後の人で2割がボケ老人だ」と答えていた。この認知症の問題は、社会的な大問題である。「老人性痴呆は生活習慣病」(2005年4月4日記述)であることがハッキリしている以上、生涯青春の会の活動は、社会的な位置づけが明確だと確信している。
・青春の 会の目的 明瞭だ 人の輪広げる 旅路勇んで
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