『日々の映像』

2005年07月15日(金) 中越地震傷跡、今も6人に1人が血栓症

 イメージに無いとがあるものである。運動不足の後遺症がこれほど深刻なものかと驚く。「昨年10月の新潟県中越地震の被災地で、足の静脈に血栓(血の塊)ができてエコノミークラス症候群=肺塞栓(そくせん)症=につながる下肢静脈血栓症が今春以降、6人に1人から見つかった」(7月14日・読売から)という。運動不足の後遺症がこれほどなのかと驚く。過酷な避難生活の影響が今も被災者の体をむしばんでいるのだ。
 
 血栓は、車や飛行機の座席などで足を動かせない状態が長時間続くと、下肢静脈にできやすく、血栓が血管を通じて肺に達すると肺塞栓症を起こし、呼吸困難などで命にかかわる。新潟県中越地震では、車中泊を続けた3人が肺塞栓症で死亡した。今回長岡市内の診療所に通う20〜90歳代の男女249人が対象。4月から今月初旬まで、下肢の超音波検査を行った結果、16%の40人に血栓が見つかった。40人のうち、地震後に車中泊を続けた人は14人、避難所で生活した人は8人で地震に関係のある人22人。榛沢医師は「長い車中泊などで傷んだ下肢〈かし〉静脈が、今も血栓の温床になっているのではないか」とみている。

 ここで特記したいことは、残る18人は車中泊・避難所で生活をしていない人で下肢静脈に血栓が出来ているのである。2005年4月24日の癒しの森で「歩行不足はボケコース」と題して記述した。上記の18人は歩行不足で足の筋肉の収縮による、心臓へ血を送り返す機能が弱って血栓が出来ているのである。
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癒しの森705                               2005年7月15日 

            ふるさと玉手箱

 今日はNPO法人「Mado in越後」が主催する「がっと会」に参加する。この会に参加し始めてから1年以上になる。「がっと」とは下越地方の方言で「すごい」とか「ものすごい」という意味である。この会は「豊かな新潟をこよなく愛する個人・団体・企業などと協働し、日本一のふるさとづくりを県内外にアピールすること目的として、2003年4月に活動を開始しました」(がっと通信21号真島理事長の文面から引用)というNPO法人なのである。

 今回この会で素晴らしい企画がまとまった。新潟の「がっとな人」が作る採れたての枝豆・手作りハム・米菓・コシヒカリ・鮭の切り身・小千谷のそば・こだわりの豆腐などが雑多に入った「ふるさと玉手箱」(3500円と5000円包装)を全国に向けて販売しようとの企画である。このことが企画段階でラジオの「越後じまんず」に報道されると早速注文が入り始めているというから素晴らしい。「1個1個の玉手箱は、それ自体が地元の生産者の活動を支援し、地域の活性化に貢献します」(がっと通信21号島副理事長の文面から引用)と高らかに宣言している。この事業が成功するよう何らかの協力をしたいと思っている。

  ・玉手箱 開けて漂う ふるさとの 真心にじむ 品のかずかず
     



  

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石田ふたみ