『日々の映像』

2005年06月17日(金) 家電メーカーの大型投資が「国内回帰」の流れ

 日本のマスコミはやや悲観過ぎる面があると思う。4年ほど前まで国内産業の空洞化が盛んに言われてきた。これに基づく 失業者の推定数も大々的に報道されたものだ。日々の映像もこれらの報道に巻きもまれてかなり悲観的な記述をした記憶が鮮明に残っている。
 
 家電各社はコストが安い海外での生産を拡大していたが、この流れに明確な変化が現れてきた。各社は先端技術の海外流出を防ぐことで競争力を維持する目的で、国内で大型投資を計画している。すなわち、以前報道された産業の空洞化が止まる動きなのである。キヤノンは、プリンターや複写機に使われるトナーカートリッジやインクの新工場を大分市に建設する。総投資額は約八百億円にのぼるのである。キヤノンがアジアよりもコストが高い国内で大型投資に踏み切るのは、「付加価値の高い製品については生産や技術管理を徹底し、海外への技術流出を防ぐブラックボックス化」(17日・産経から)を進める狙いなのである。
 ここで国内回避の主な投資を取り上げよう
・キヤノン  プリンターや複写機トナーカートリッジ工場・・・・・・・800億円
・キヤノン・東芝  SED(表面伝導型電子放出素子ディスプー工場・・1800億円
・シャープ    液晶テレビ生産(2005年1月・亀山工場)・・・・・・・・・1500億円
・シャープ    液晶テレビ生産(2006年10月・亀山第2) ・・・・・・・・1500億円
・松下電器   プラズマディスプレーパネル工場・・・・・・・金額表示なし
・東芝      半導体の新生産棟建設。今年7月稼動・・・・・・・・・・・2700億円
 
 東芝の岡村正社長は、「工場のブラックボックス化を進めることによって、適正な利益を得ることができる」(産経から)と見ているのだ。生産技術の優秀さが家電メーカーの砦なのである。その砦をブラックボックス化する動きは必然の流れといえると思う。
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癒しの森676                             2005年6月17日 
  
         アメリカで一番人気のある人・・オブラ女史

  今日はオプラ・ウィンフリーの大きな写真を見る。アメリカで一番人気のある黒人女性のTV司会者である。この写真を見た時、6年ほど前に書いたスーパーモデルのナオミ・キヤンベルこのとを思いでした。ともかくオプラ・ウィンフリーの表情になんとも言えない心の豊かさを感じた。眼は心の窓という。オプラ・ウィンフリーの眼は、なんとも言えない暖かさが漂っていた。

 オプラ・ウィンフリーはアメリカの人気トークショー「オプラ・ウィンフリー・ショー」(1986〜)の司会者。この番組は世界108ヵ国に放送されると言う超スーパー番組なのだ。オプラ・ウィンフリーは女優としても、スピルバーグ監督作品「カラーパープル」で、アカデミー助演女優賞にノミネートされたこともあった。

 6月16日、米経済誌フォーブスは、「世界の有名人パワーランキング100」を発表した。トップに立ったのはこの人オプラ・ウィンフリーであった。米フォーブス誌の世界有名人番付に堂々1位に輝いたのはオプラ・ウィンフリーその人なのである。

  ・表情に 心の豊かさ 暖かさ ナンバーワンの オプラ・ウィンフリー
     

  





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石田ふたみ