『日々の映像』

2005年06月15日(水) 専門医の腹腔鏡手術、半数が不合格

6月15日 医療の信頼が崩壊する報道が続いている。 6月7日東京医大病院「特定病院」承認取り消しのことを書いた。事件の背景は 医療水準の低さと、ミスの頻発なのである。その結果医療訴訟が増え昨年は1000件超す事態になっている。 

医療ミスを繰り返す「リピーター医師」の再教育の方法を検討してきた日本医師会(日医、植松治雄会長)は5月19日、再教育制度を8月にスタートさせることを決め、各都道府県の医師会に通知した。この再教育の当面の基準として、「過去3年で3回以上の有責事故を起こした者」としている。3年で2回の有責事故の場合は、再教育の対象でないというから考えさせられる。

 もっとビックリするのが専門病院で指導的な立場で手術を担う専門医のレベルの低さである。 がんの手術などで、患者の体への負担が少ない腹腔(ふっくう)鏡手術の経験を積んだ医師を対象に、日本内視鏡外科学会が初めて行った技術認定審査で「全体の合格率が53%にとどまり、約半数が不合格になったことが14日わかった」(6月15日・読売から)というからショックである。日本内視鏡外科学会の2003年実績調査(腹部外科)では3万1000件なのだ。この手術の53%が不合格の技術水準で実施されているのだ。このような報道を冷静に受け止める必要がある。
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癒しの森674                                   2005年6月15日   

           ロッテのボビー・バレンタイン監督(55)

 ロッテの勢いが止まらない。6月8日、ヤクルトを下して5連勝を成し遂げ交流戦1位を決めた。このような背景から、バレンタイン監督(55)の“永久監督”案が浮上している。ロッテの瀬戸山隆三球団代表(51)が「個人的な考え」と前置きしながらも「バレンタイン監督にずっと指揮してほしいと思っている。4、5年後、その先もやってほしい」(6月14日・スポーツニッポンから)といっている。バレンタイン監督は「そういう話が出ることは光栄」と前向きである。この人のことを詳しくは知らないが、なんといっても日本人には少ない「明るさ」という武器を持っている。
 
 永久監督と言えばソフトバンクの王監督も永久監督のようである。「福岡の顔」としてダイエー時代から11年目を迎えている。孫代表は「王監督も5年契約などと言われていたが今は永久監督のような感じになっている」と言っている。信頼に勝る力はないと思う。日本の球界の中ではバレンタイン監督のロッテ・王監督のソフトバンクが益々輝くのではないだろうか。

  ・信頼に 勝る力は 他になし 益々輝く ロッテとバンク
    


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ボビー・バレンタイン監督のプロフィール
・1950年5月13日生まれ・54歳
・178cm 84kg 右投げ右打ち
・南カリフォルニア大学から1968年ドラフト一位でドジャース入団
・1985途中〜1992年途中レンジャース監督〜メッツ傘下3Aノーフォー クを  経て1995年千葉ロッテマリーンズを率いてチームを10年ぶりのAクラス  (2位)に導くも広岡達郎ゼネラルマネージャー(当時)との確執により、 多くのファンに惜しまれながら退団。
・途中から2002年までメッツ監督。2000年リーグ優勝。
・2004年から再び千葉ロッテマリーンズを率いる。






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石田ふたみ