『日々の映像』

2005年06月13日(月) 小泉首相、靖国神社参拝を強行するか。 

 4月25日の日々の映像「小泉首相、バンドン会議で異例の反省、おわび演説」と題する記述に中で「中国・韓国の立場から見ると、『アジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えた』この時の日本の精神的な支柱が靖国神社だったのだ。ここに国会議員が約90名と小泉首相が参拝するのだから、中国・韓国の普遍的な宗教観からすればビックリ仰天するのである」と書いた。この普遍的な宗教観とはどういうことか・・と2名の読者から質問を受けた。質問に対して4月27日のメールで概要の説明をしてあった。今日はそのメールをそのまま引用したい。
 「メールを拝見しました。来月の11日までは忙しく詳しい説明は出来ません。世界の宗教は、「参拝する対象者が誰か」が普遍的な宗教観なのです。中国では三国志に登場する諸葛孔明・関羽を祭っている地方が多くあります。宗教の原点は「根本的に尊敬する対象」なのです。孔子を尊敬する地方は孔子を祭って参拝しています。中国の宗教観からすると靖国神社に参拝することは、戦前戦争を引き起こし、東京裁判で絞首刑となった戦犯を尊敬し参拝すると映るのです。広くいえば宗教とは思想そのものなのです。戦前は靖国神社を頂点とする神道が思想の中核であったのです。・・・以下省略」
 中国・韓国の普遍的な宗教観からすれば「参拝することは、参拝対象者を根本的に尊敬している」と映るのである。首相・自民国会議員はこの普遍的な宗教観を理解すべきなのであるが、このような忠言には耳を貸さないようだ。飯島勲首相秘書官は「国の指導者たる小泉(首相)が不戦の誓いで靖国神社に行くのは何らおかしくない。(今年も)多分必ずと思う」(6月11日・毎日から)と語っている。「不戦の誓いで参拝する」という言葉は、中国側の普遍的な宗教観からすると理解が届かないのである。
 小泉首相の靖国神社参拝をめぐり、「日本遺族会が中国や韓国など近隣諸国への配慮を求める見解をまとめた」(6月11日・毎日から)という。首相の参拝で反日感情が高まることに対して遺族会が、参拝の自制を求めている。こんな環境の中で小泉首相は靖国神社参拝を強行するのだろうか。
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癒しの森672                               2005年6月13日

             素晴らしい人達との交流

 「生涯青春の会」の発足は、予想を遥かに超える素晴らしい人達との交流が生まれることになった。昨日の梅田千代さん(89歳)との交流は、計り知れない遺産を私と妻に与えてくれるようだ。
 
今朝、玄関にキュウリと東京のお土産とメモがあった。キュウリはT氏の家庭菜園の収穫物との印象であった。メモには「会の設立おめでとうございます。まず、健康であること・・・」と書いてあった。この方に発足の集いの祝辞をお願いしたのであるが、東京出張で出来なかったのである。今後この人から「物事の判断」に関して貴重な助言をいただけると思う。
 
 夕刻「短歌が趣味です」という婦人から電話を頂いた。「あなたの短歌は・・」という興味が背景にあった。私の短歌が31文字の文章ですと答えた。何はともあれ、近くこの方と会う機会があると思う。毎週のように初めての出会いがある・・・これは人生の詩(うた)である。

   ・素晴らしき 人との交流 数多く 充実感じる 今宵のひと時 
      

 





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石田ふたみ