2005年06月02日(木) |
出生数・離婚・ガンの死亡数ほか(人口動態統計) |
厚生労働省が1日発表した04年の人口動態統計の主な要点を箇条書きで引用したい。 1、結婚は30歳前後、子どもは30代で晩婚化・晩産化の傾向がさらに進ん でいる。 2、生まれた子どもの数は111万835人と前年より1万2775人少なく4年連続 の減。1899年に統計を取り始めて以来の最少を更新した。 3、日本人女性1人が産む合計特殊出生率は、「1.29」と正式に発表した。 4、都道府県別に合計特殊出生率見ると、最高は沖縄で1.72、最低は東京の1.0 5、親の年齢別の出生数は、30〜34歳が最も多く約41万6000人。 6、平均初婚年齢は夫29.6歳、妻27.8歳と前年より0.2歳ずつ遅くなった 7、死亡数は前年より1万3757人増えて102万8708人 8、死因では、がんの32万315人(31.1%)が81年以降連続の1位. 9、死因6位の自殺は3万2325人。過去最多だった前年より減少した。 10、昨年1年間の離婚件数は27万815組となり、前年より1万3039組減少した。 上記の統計の中で、一番気にかかるのは自殺である。このことは明日加筆したいと思っている。次は離婚である。離婚して一人暮らしの人、未婚のまま50代、60代になった一人暮らし人、その数が実に多い。これらの人達の将来不安、健康不安は大変なものだ。今日は我が家に、50代で未婚で一人暮らしの人が来た。これらの人達を支援するNPOが必要だ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森661 2005年 6月2日 コミュニケーションは人間文化の基本
5月30日に「80代壮健の会」を改め「生涯青春の会」にすることにした旨を記述した。7月から会の活動の基本である「スピーチの会」を開く。7月の主なテーマは、80代を壮健に過ごすための認識論と健康と運動の関係である。8月は会報3・4号のテーマである「食」と「コミュニケーション」になる。おそらく生涯青春の会で最も時間をかけることになるのが、コミュニケーションの問題であると思っている。 限られた活字でこのテーマを論ずることは不可能である。総論中の総論を言えば、コミュニケーションとは人間文化の基本のように思う。最も大切なことはサルエル・ウルマンが指摘しているように「情熱・信念・希望」を持つことでないかと思う。このような青春の心の様相がないと人とのコミュニケーションはうまくいかないと思う。低次元の人生観の殻の中に閉じこもっていたのでは、人とのコミュニケーションは出来ないと思う。 結婚情報サービス会社「オーエムエムジー」が大都市圏の25〜34歳の独身男女約500人に「プロポーズの経験はありますか」とアンケート調査したところ「男性の7割、女性の5割がプロポーズをしたことも、されたこともない」(5月31日・毎日から)回答している。なんともわびしい調査結果である。 プロポーズへのあこがれを尋ねたところ、「男性は84%が『したい』、女性は92%が『されたい』」と回答している。男性はプロポーズをしたいと思っているが相手がいない、女性はプロポーズをされたいと思っているがしてくれる人がいない・・・この原因は何処から来るのだろう。話し合う価値のあるテーマである。
・青春は 心の様相 いうのだと 輝きなければ 寄る人少なし
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