2005年05月24日(火) |
仙台育英学園高校1年生死者3人22人重軽傷 |
危険な社会になったものだ。国道の舗道も安全でないのだ。宮城県多賀城市で22日暴走RV車が生徒の列に突っ込む大事故が起った。次々とはね飛ばし、悲鳴と共に、血が飛び散り、女子生徒の泣き叫ぶ声。震えが止まらない生徒たち。救急車が行き交い、路上に血染めのスニーカーが散乱する。進学で夢膨らむ10代の3人の夢は打ち砕かれた。遺族のショックと悲しみにはいかばかりか。こんなことがあって良いのだろうか。(参考:河北新聞)
酒を飲んで居眠りしていた26歳の運転手の乗るRV車が、生徒の列の突っ込むという前例のない事故だ。1年生の女子2人と男子1人の計3人が頭を強く打つなどして死亡。生徒ら22人が重軽傷を負った。怪我をしなかった同級生はで救急隊員や警察官が慌ただしく救助に当たる姿を放心状態で眺めていたという。ショックで過呼吸に陥った生徒も少なくないのだ。引率の教諭は「(倒れた生徒を)見るんじゃない」と絶叫したという。
26歳の運転手の酒は、かなりの深酒であったようだ。そんな深酒で、ハンドルを握る神経がわからない。この青年の一生は台無しになった。「青年よ、時には酒をたて」北海道大学は6月2〜5日の大学祭での酒類の販売・持ち込みを禁止するという。その昔クラーク博士は「学生がその身を誤ること多き最大の原因は飲酒・喫煙の弊にある、と職員生徒に禁酒禁煙の誓約をさせた」(5月21日・朝日から)という史実が残っているのだ。酒で身を誤る・・これほど幼稚な人生の失敗は他にない。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森652 2005年5月24日
黒沢監督の「生きる」50年代の最高傑作に 米誌タイムは5月22日「ベスト映画100本」(スポニチから)を発表した。日本映画4本が含まれており、黒澤明監督の「生きる」は50年代の最高傑作に選ばれた。他にベスト100本に入った邦画は小津安二郎監督の「東京物語」(53年)と溝口健二監督の「雨月物語」(53年)、黒澤監督の「用心棒」(61年)の3本だ。それにしても米誌タイムが、日本の約50年前の映画を「ベスト映画100本」に選んだことは、映画を一つの立派な文化と位置づけているせいであろう。 一定の年代の人で映画「生きる」を見なかった人は少ないであろう。責任を回避し、事なかれを良いとする官僚主義への批判や、人生の価値に対する哲学がストレートに表現されてはいるのだ。癌で余命幾ばくもないと知った初老の男性が、これまでの無意味な人生を悔い、最後に市民のための小公園を建設しようと奔走する姿を描いた黒澤明監督によるヒューマンドラマの傑作。志村喬の鬼気迫る迫真の演技の記憶が今でも残っている。
なんのために「生きる」か、これは各自に突きつけられる常に新しいテーマではないだろうか。何のために生きるか・・私の進むべき道が明瞭になってきた。「80代壮健の会」を発展充実させ痴呆の発症者の減少に取り組んで行きたい。
・何のため 生きる目的 明確に 頭脳爽やか ボケなど無縁
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