2005年05月25日(水) |
中国副首相ドタキャン帰国「靖国」理由に会談中止 |
中国と日本の政治的なギクシャクは、小泉首相の「靖国神社参拝」問題だけなのである。中国側からすれば戦前の精神的支柱であった「靖国神社参拝」は異様に映るのだ。中国の呉儀副首相が23日、小泉純一郎首相との会談を突然中止して帰国したことに対し、首相官邸や外務省内では「非礼だ」と反発が噴き出すことも理解で出来る。
首相が5月16日の衆院予算委員会で「靖国神社参拝の継続に強い意欲を示した」(24日・毎日)ことが中国副首相ドタキャン帰国になった。帰国問題は「理由は靖国以外に考えられない」(外務省幹部)との見方が広がり、日中間に横たわる靖国問題の大きさが改めてクローズアップされている。この問題は何回も書いたが、小泉首相及び自民党の議員100名余りが、国際的に通る宗教観(参拝の対象者)を理解していないことが、根本的な問題なのである。
細田官房長官は25日午前の会見で、中国の呉儀副首相が小泉首相との会談を中止した問題について「これ以上コメントすることは日中関係にとって生産的ではないと考えているので、コメントすることは控えたい」(5月25日・毎日から)と発言した。これは非難の応酬がエスカレートする事態を警戒してのことであろう。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森653 2005年5月25日
80代壮健の会取材の申し込みを受ける 5日前に新潟日報から80代壮健の会に関する取材の申し込みを受ける。明日26日のお会いすることになる。日報の担当者のFAXでは6月4日の夕刊で80代壮健の会のことと「6月11日の発足の集い」を報道したいとのことあった。報道する場所は夕刊3面の「ときめきトーク」とのこと。
80代壮健の会は余り例のない活動をしようとしている。この趣旨を正しく理解して貰うために、6月11日に私がスピーチしようとイメージしていた骨子を文章としてまとめた。メモ欄に全文を掲載し、ここでは、その一部を引用したい。
「次に80代壮健の会の活動の骨子であります。様々な活動を考えていますが、活動の中心は「スピーチの会」であります。一人3分〜5分のスピーチの会を開きます。スピーチの題材は、しばらくの間は、会報に掲載されている短文エッセイを活用していきます。この題材に基づいて、感想と意見などを自由に話していただきます。たとえば、今日お集まりのご婦人の一人が「よし、毎月の会合に会わせて美容院に行き、お気に入りの洋服を着て3分のスピーチをしよう」と決心したとします。この瞬間から「何を話すか」と頭の回転が全く変わってくるのであります。月1回必ずスピーチをするという習慣を付ければ、痴呆症になる危険はゼロになると確信しております」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2005年6月11日:80代壮健に会発足の集いのスピーチの骨子 本日はお休みのところ、わざわざ80代壮健の会の集いにご参集頂きまして厚くお礼申し上げます。
発足の集いに当たり、会の発起人として所感を述べさせていただきます。最初に言葉の使い方についてお断りします。現在は痴呆症・ボケ老人のことを認知症と呼ぶことになっています。私の話の中では分かりやするために認知症を痴呆症・ボケ老人と発言させていただきますのでよろしくお願い致します。
最初にお話ししたいことは、このような会を作ろうとした動機であります。会報1号の事務局長の挨拶にありますとおり、日本では150万人の痴呆老人がいるのです。10年後には何と250万人に達するのであります。この増える100万人をどこで収容すればよいのでしょう。1年で10万も増加する認知症(痴呆症)のお年寄りを収容するだけの病院・老人ホームはないのであります。3月末の報道によれば厚生労働省は、お年寄りが共同で暮らすグループホームに入居させようとの方針を立てています。著しい徘徊や混乱症状がある人でも介護保険の規定を改め、グループホームの利用を認めようとしています。それほど収容する場所がないのです。この現実が「呆け老人になるな!」をキャッチフレーズにする80代壮健の会を立ち上げようとした動機であります。
第2の動機はボケ老人を抱える家族の厳しい精神的な負担であります。ボケ老人になるということは、表現はいろいろあろうと思いますが、人間でなくなることを意味します。詳しくは省略しますが、ボケ老人なることは、家族に深刻な負担をかけるのであります。家族がお手上げであれば後は公的な施設に入る。ここであらゆる迷惑と負担をかけて死んで行く、これほど哀れな晩年はないと思います。
第3の動機はボケ老人が出た時の家計の経済的な負担であります。厚生年金の平均的な受給額は170000円であります。夫婦の一方が痴呆になって施設に入ると、現在の負担額は80000円前後が、まもなく改正されて、120000円余りの負担になるのです。170000円の年金で、120000円の負担が出ると残り50000円ですから、家計は完全に破産するのです。平穏な老夫婦の家庭が一遍に生活弱者になってしまいます。それゆえ「痴呆老人なるな!」と声を大にして叫びたいのであります。
次に第4の動機として、ボケ老人は生活習慣病によるものであるという現実であります。会報1号で専門家の指摘を引用しました。結論として、これら老人性痴呆は、脳を使わないという生活習慣病なのであります。平たく言えば感性の乏しい生き方をしている人は、ほぼ100%ボケ老人になってしまうのです。第3者に何らかの働きかけをする生き方の人は、ボケ老人とは無縁なのであります。この会で呆け老人にならない生活習慣を啓蒙して行きます。ボケ老人にならない習慣を付ければ、痴呆にならずにしいます。
次に80代壮健の会の活動の骨子であります。様々な活動を考えていますが、活動の中心は「スピーチの会」であります。一人3分〜5分のスピーチの会を開きます。スピーチの題材は、しばらくの間は、会報に掲載されている短文エッセイを活用していきます。この題材に基づいて、感想と意見などを自由に話していただきます。 たとえば、今日お集まりのご婦人の一人が「よし、毎月会合に会わせて美容院に行き、お気に入りの洋服を着て3分のスピーチをしよう」と決心したとします。この瞬間から「何を話すか」と頭の回転が全く変わってくるのであります。月1回必ずスピーチをするという習慣を付ければ、痴呆症になる危険はゼロになると確信しております。 最初からスピーチとなると負担に感じる人がいるかも知れません。その場合は参考になった場所を拝読していただくだけで結構です。それでも人前で朗読することは、血流まで変わってくるという絶大な効果があるのです。 スピーチの会は、私が講演をするとか、どこから講師を招いて講演をする計画は全くありません。前段に説明しましたように、参加者が主役となっていく会合であります。一回の会合は20〜30名と考えております。参加者が多い場合は会合を分割していく流れになります。(その他の活動については3号で報告させていただきます)
次に会報について報告します。会報は1年間とおし番号にします。1回の発行は10ページとして、1年で120ページ1冊の会報にまとめる予定であります。皆さんのところに、1号と2号が届いておりますが、この編集方針を説明致します。 1号は80代を元気に過ごすための認識論という位置づけであります。 2号は健康にとって絶対に必要な運動であります。 3号は2号で予告してありますが、食の問題を取り上げています。 4号は人生にとって最も難しいコミュニケーションの特集号としてあります 5号は病気に関する情報を特集します。 6号は会員の意見も伺ってその他のテーマーとする予定であります。 7号から1号のテーマーに戻ることにしてあります。 そして順次運動・食・コミュニケーションと反復して行きます。 ここに引用する私の短文エッセイは、1ヵ年で約120篇余りになります。この引用は、スピーチの題材を提供することを目的としています。私のエッセイと異なる意見があって一向に差し支えないのであります。この会の価値を求める基準は、どれだけ多くの人が意見を発表するかにあります。
会報1号で6月25日に開くとありますが、これは準備の都合で中止とさせていただきます。 第一回の「スピーチの会」は、7月9日(土)に本会場で1時30分から開催いたします。多くの方の参加をお願い致しまして、私の話しを終わらせていただきます。ありがとうございました。
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