『日々の映像』

2005年04月30日(土) 北朝鮮:口は災いの元をしらない

 FIFA(国際サッカー連盟)は4月29日、サッカー北朝鮮戦は第3国無観客という厳罰の決定をした。この決定に対して、北朝鮮当局がどのような公式見解を示すかである。ほとんど予想が付かない言葉を並べるに違いない。北朝鮮の文化には「口は災いの元」と言う概念がないような印象である。北朝鮮はメッツもあるので、「不公正な判定が導いた結果」と主張して北朝鮮側が上訴することも十分考えられる。問題はこの時どのような言葉を使うかである。

 米国議会が開いた公聴会でブッシュ政権の代表から北朝鮮での人権弾圧が世界最悪の実例として報告されている。主な証言は次の通りだ。
1、現在、中国領内には北朝鮮難民約3万から5万人がいるとみられ、民間団体ではその数は30万とも推定している
2、中国は北朝鮮政府に対し北朝鮮からの違法出国者は強制送還することを約束しており、昨年一年間で数千人を強制的に北に送り返した
3、送還された北朝鮮国民たちは政府により逮捕、あるいは拷問、さらには死刑をも含む厳罰を受けている。
北朝鮮はこれに対してどのような言葉で反論するのだろう。

 ブッシュ米大統領が28日の記者会見で金正日総書記を「危険人物」と評したことに対し、朝鮮中央通信は「ブッシュは人間のクズ」と述べた談話を発表した。更に「我が最高首脳部を中傷する者は容赦しない」とした上で、「ブッシュは、一国の大統領はおろか、正常な人間の体面も整えていないならず者」「テキサスの牧場の牧童にすぎないブッシュの口から理性的な言葉が出ることを期待するわけではないが、その無知は度を越している」などの言葉を並べてブッシュ大統領を批判している。政治と言っても人が行なうものであり、このような言葉を並べて批判すれば国と国のコミニュケーシォンは完全に破壊されるのは当然である。
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 癒しの森627                            2005年4月30日

          災いは口から出でて身を破る

 日々の映像に書いたが北朝鮮のブッシュ米大統領批判の言葉は異常としか言いようがない。再度箇条書きで書き出してみる。

1、 ブッシュは人間のクズである。
2、 正常な人間の体面も整えていないならず者。
3、 テキサスの牧場の牧童にすぎない
4、 理性的な言葉が出ることを期待するわけではないが、その無知は度を越している
5、 ブッシュこそヒトラーをしのぐ暴君中の暴君だ。 
 これから4年弱ブッシュ政権は北朝鮮に圧力をかけ続けるのではないだろうか。

   ・災いは 口から出でて 一国を 滅ぼす煙が ただよい続く
     

   


 
  
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石田ふたみ