『日々の映像』

2005年04月29日(金) エイズ:患者・感染者、1万人に

 多くのニュースがあるがエイズ:患者・感染者が1万人になったことは記録に留めておく必要があると思う。「4月3日現在のHIV感染者の累計は6734人、エイズ患者は3336人で、合計は1万70人」(2005年4月26日毎日から)になった。2004年の1年で感染者、患者数とも1000人を突破するなど最悪ペースになっている。患者・感染者は92年に1000人を超え、99年には5000人を突破し2004年で10000人(薬害エイズ患者を除く)を突破している。

 悲観的な見方かも知れないがこの率で行くと、10年後の患者・感染者は10万人に達するのではないだろうか。HIV感染者、エイズ患者ともに90%以上が男性で年代別では20〜30代が75.4%と集中していることが特筆される。性的接触も一定の倫理観を持たないととんでもないことになる見本のようなものだ。

 この調査に当たった吉倉広前国立感染症研究所長は「感染の早期発見による早期治療と、感染拡大の抑制が重要だ」としている。HIVの感染機会が増えているので、若者に対する感染予防知識の徹底を早急に行なうことが重要だ。
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癒しの森626                              2005年4月29日

       8月の会報のテーマはコミュニケーション

8月の80代壮健の会会報は、コミュニケーション特集とし引用する資料を以下の通り整理した。
1. 別れのメカニズム (1998年4月5日・未公開)
2. 昨年の離婚26万2000組 (2001年1月10日)
3. 妻からの三行半(定年離婚) (2001年2月16日)
4. 老いぼれない方程式 (2003年11月18日)
5. なぜコミュニケーションが保てない(1)(2003年12月4日の癒しの森)
6. なぜコミュニケーションが保てない(2)(2003年12月5日の癒しの森)
7. 林文子さんの人間像 (1) (2005年3月2日)
8. 林文子さんの人間像 (2) (2005年3月3日)
9. 深刻なニート(若者無業者)の増加(2005年3月23日)

 これに関連して最近の離婚状況をチェックしてみると、離婚が少々減少しているのである。平成14年の289836組から昨年は267000組(推定値)となっている。カウンセラー、中幡時子さんは「年金分割法の施行を待っている女性が多いのでは」(4月30日河北新報)との見解である。年金分割法では、07年4月以降に離婚した場合、夫婦の合意か裁判所の決定があれば、最大半分まで厚生年金の受給権を得るようになる。コミュニケーションが破壊された夫婦が減少したのではなく、年金分割法施行待ちなのである。今後団塊の世代が退職を迎えると、年金分割法の施行もあって離婚が増加に転じることは必死であろう。妻から三くだり半を突きつけられる惨めな男たちが年間5万人以上も出るのである。
   
   ・これからも 三くだり半の 連発で 居場所失う 惨めな人たち 
    




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石田ふたみ