『日々の映像』

2005年04月24日(日) 少年「大量殺りくしたかった」と供述

 4歳児をハンマーで殴るというとんでもない事件が起こった。4月21日東大阪市の公園で、遊んでいた翔太ちゃん(4)が無職の少年(17)にハンマーで殴られ、右頭頂部を陥没骨折する重傷を負った。調べによると、少年は翔太ちゃんの背後から無言で1回殴り、そのまま逃げたという。自首して緊急逮捕された少年は「老人以外なら誰でもいいから殺したかった。2年前から準備していた」(4月22日・毎日)と供述し、更に「通り魔みたいに大量殺りくをしたかった。2年前からハンマーなどを買いそろえ、家に隠しておいた」と供述している。
 
 ともかく信じがたいほど幼稚な少年が登場してきている。警察の調べに対し、「残虐なインターネットのサイトを見たのがきっかけで殺人願望を抱くようになった」などと供述している。このような事件が起こると、必ず登場するのが残虐なインターネットのサイトである。現実にはあり得ないホラービデオ・残虐シーンを流すサイトは、何らかの方法で規制すべきである。

 それにしても、「通り魔みたいに大量殺りくをしたかった」と供述する少年はどんな環境の育ったのだろう。人間は「人」の「間」に育つので人間であるという。この少年は、ただ大きくなっただけで、大切な人との関わりがなかったのだろう。有名な「夜回り先生」である水谷修氏は「人は社会的な動物である。人と人との触れ合いの中で交流していかないと健全な精神は保てない」と指摘している。水谷修氏はこの少年のように無職・引きこもりの若者は、公式発表より多く130万人と推定している。無職・引きこもりの少年に共通しているのはコミュニケーション能力の欠如なのである。
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癒しの森621                               2005年4月24日

            歩行不足はボケコース

 歩くことが健康促進更には老化のスピードまで遅らせるということは誰でも知っているようである。しかし、歩いている人は実に少ないのはどういうことだろう。過日70歳で毎日1時間のウォーキングをしている人と懇談した。意見の一致点は「60歳を過ぎて定期的に下半身を鍛えない人は80歳前後でヨボヨボになる」ことであった。60歳を過ぎてウォーキングなどの運動をしない人は、身体の構造が坂から転がり落ちるように脆弱化していくのである。東海大学スポーツ医学研究所の田中教授の説明(歩行不足の弊害)を箇条書きで引用したい。

1、心肺機能の低下。血の巡りが悪くなり疲れやすくなる。
2、足の筋肉の収縮による、心臓へ血を送り返す機能が弱まる。
3、抗重力筋が衰える(ヨボヨボ歩きになる)
4、消化吸収力の低下
5、酸素不足による脳の働きの鈍化   

 健康の為にウォーキングをしましょうではなく、歩行不足であると健康が保てないのだ。4月13日に書いたように、1日200Kcal(40キロの人)〜300 Kcal消費運動量が絶対必要なのである。酸素不足による脳の働きの鈍化・・まさに歩行不足の人は、ボケ老人になるコースに乗っていると言わねばならない。

  ・忍び寄る 足の老化を 意識せよ 歩かなければ 脳がボケ行く
     





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石田ふたみ