| 2005年04月21日(木) |
170000円のゴミ処理 |
日本の行政システムに疑問を感じることが多い。時折食事を共にしていた火曜会の代表から、一人暮らしのSさん(61)がアパートで孤独死した旨の連絡を17時に受ける。死後2日経過して発見されたのである。火曜会の関係者はSさんの妹から、本人は生活保護を受けていたことを初めて知ったのである。ショックの話はこれからである。
葬儀屋がSさんが「生活保護者」を知ると「葬式は出せません。アパートから火葬場に直行します。市から170000円しか出ません。内50000円は死亡診断書を書く医師に払います。残りの120000円で(死者)お棺に納め火葬場まで運搬します」と言う要旨の説明であったのだ。火曜会の代表は「人権もクソもない。ただのゴミ処理だ。人道的問題だ」と怒っていた。生活保護者は、「葬儀は出さなくても良い」ことになっている。死亡したSさんの火葬場までの運搬時間は22日12時とのこと。まさに行政が行なう170000円のゴミ処理である。果たしてこれで良いのだろうか。せめてSさんを知っている何人かで、彼を死出の旅を送ってあげようと思う。 Sさんは大学の講師までした人である。結婚して4人の子供の親となるが、事業の失敗で離婚。糖尿病であることから働けず生活保護を受けることになったらしい。火曜会の代表の怒りは、たとえ離婚したとはいえ、元の妻・4人の子供が全く顔を見せないことであった。戸籍は法律上のことであり、親と子である関係がこれほど冷たい現実に初めて遭遇した。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森618 2005年4月21日
女子プロゴルフ界の新時代が始まった。
横峯さくら、宮里藍(19)のゴールデン対決は、今や巨人戦をしのぐ視聴率を叩き出すまでになっている。女子プロゴルフ界の新時代が今始まった。ライフカード・レディース、首位でスタートした横峯さくら(19)は最終18番でも完ぺきなアプローチで80センチに寄せて劇的なバーディー。通算1アンダー、215で悲願のツアー初優勝を飾り、賞金1080万円を手にした。宮里藍(19)より1年遅れてプロ入りした大器が、熊本でついに満開のさくらを咲かせた。「 さくらがやった、笑った、そして泣いた」(スポニチから)と言う表現がピッタリだ。 更に優勝の瞬間を引用しよう。「2人の間に何も言葉はいらなかった。スコアカード提出所の前で宮里藍の姿を見つけた途端、横峯さくらの瞳から大粒の涙がこぼれ落ちた。互いに最大のライバルであり、一番の心の友でもある19歳同士。泣きながら抱きつく横峯を、プロでは先輩の宮里がしっかりと抱きしめ、優しく頭を小突く。それを見ていた他の若手選手も泣き出し、感動の渦はたちまち周囲に広がった」このような記事はまさに癒しの薫風だ。 ・泣きながら 抱きつく姿に 感動の 渦が広がる 癒しの薫風
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