『日々の映像』

2005年04月07日(木) 日本また長寿世界一 WHO報告

 世界保健機関(WHO)が7日発表した2005年版の「世界保健報告」によると、平均寿命が世界で一番長い国は日本で82歳だった。男女別では、日本とモナコの女性が85歳で最長寿。男性も、日本はスイスやスウェーデンなどと並び78歳で最長寿であるという。しかし、これだけのデーターで手放しに喜ぶわけにいかないと思う。

 4月5日に死去された小山ウラさん(114歳)は、写経や三味線など多趣味で、100歳過ぎまで新聞を隅々まで読み、共働きの孫夫婦に代わって洗濯をするほど元気だったという。このように100歳前後まで壮健の人はまれなのである。2004年2月17日の癒しの森で「長寿のために」と題して書いた。百歳になって食事など基本的動作を介助なしで行なえる割合は、以下の通り少ないのだ。 
女性の百歳以上  1万7402人    自立できている人 13.6%の2370人 
男性の百歳以上     3159人    自立できている人 30.9%の980人

 しかも会話をするなど意思の疎通が出来るなどコミュニケーションが出来る割合は、男性が58%に対して女性は35%である。女性の場合を補足すると、生きていてもコミュニケーションが成り立たない人が65%もいるのである。ただ生かされているだけの長寿という側面があることは否定できない。日本の女性は85歳で世界最長寿というが、この年齢で自立して生活している割合はいかほどなのだろう。今後10年間で痴呆老人だけで250万人になるといわれている。痴呆老人になって生きているだけでは意味がないのである。
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癒しの森604                                2005年4月7日

             妻の3回目の入院

 人生はいろんなことが動機となって変わるものである。2002年6月に会社を退職したわけであるが、在職中はパソコンを使う機会がなかった。日々の映像を2002年からパソコンに入力していたが、これは私が原稿を書いて、妻が入力していたのだ。ところが2003年2月20日に妻が顎腫瘍(アゴ・歯茎のがん)で、歯茎とほほの部分の摘出手術を受けたのである。パソコンのだいだいの流れが分かっていたので、病院にパソコンを持ち込み妻に聞きながら自分で入力を開始した。すなわち、妻の入院がパソコンを操る決定的な動機になったのである。その後2003年8月には、エンピツのサイトを利用しての公開となった。今は新聞・雑誌は一切購入しないで、インターネット情報を自在に利用できるようになった。妻の病気が動機で私の人生が開けたような実感がある。

 その後妻の入院は2004年7月9日に腰から骨(15×15×40ミリ)を取り出して形を整え、顎に埋め込む手術を受けた。そして今日3回目の手術であった。医師から手術内容の説明を受けたが、ここで内容の分かり易い説明ができない。要は2回目の手術の補強なのである。口の中の手術であるので、一般にかなりの痛みを伴う。今回も2004年7月9日の癒しの森に書いたと同じく手術跡があまり痛くないというのだ。鎮痛剤の注射をしようかと、麻酔の先生が何度か確認していたが妻は必要ないという。なぜ痛みがないのか、このこと関心のある方は、2004年7月9日に癒しの森を開いて見てください。

   ・突然の 病気が動機で 開かれし ネットで結ぶ 新たな道が
    

 




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石田ふたみ