2005年03月31日(木) |
スマトラ地震災害(14)昨年末の地震はM9.3 だった |
地震国に住んでいる日本人は、地震に関するイロハを学ぶ必要があると思う。スマトラ地震はM9との報告であった。M9の地震の規模は、阪神淡路地震の150倍の規模になるのである。ところが、スマトラ沖大地震の規模は「直後に推定されたマグニチュード(M)9.0より約3倍大きいM9.3だったとの解析結果を、米ノースウエスタン大のグループが3月31日付の英科学誌ネイチャーに発表した」(3月31日・毎日から)がのだ。ノースウエスタン大は余震分布の広さから、地震の原因になるプレート境界のひずみはほぼ解消されたが、断層の南ではまだ地震の危険があると警告していたのだ。実際、今回のM8.7の地震は南側で起きている。 ここで学習しておきたい事は、Mが.1上がると2倍の規模になることである。M9の3倍は、阪神淡路地震の450倍の規模であったことを示している。これだけ大規模の地震であるので、以前書いたように地球そのものの振動が数ヶ月も続いたのである。日本ではマグニチュード(M)8クラスとされる東海地震、東南海・南海地震が眼前にある。政府は「想定される死者、経済被害を10年間で半減させることを目標に掲げた「地震防災戦略」をまとめた」(3月30日・日経から)東海地震(M8.0)は、冬の朝5時、風速15メートルで発生した場合、死者数が9200人になると想定されている。経済損失は冬の夕方6時に発生し、風速15メートルの場合は37兆円と想定されているが、建物や高速道路、新幹線の耐震化を進めることなどによって、半分の19兆円に減らすとしている。東海地震、東南海・南海地震は、日本の経済の中心部であるので、経済そのものが一時的に麻痺するのである。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森597 2005年3月31日
ホームで貴重な勝ち点3を獲得=W杯予選
昨日は1日サッカー鑑賞の日であった。午後行われた北朝鮮−イラン戦は0−2で北朝鮮の敗戦となった。試合終了間際、攻め込んだ北朝鮮選手がゴール前で倒れ、複数の同国選手が「イラン選手が足を掛けた」と審判に激しく抗議し、1人が退場処分にねる。これをきっかけにスタンドから瓶や缶、取り外した座席などがピッチに投げ込まれ、試合は約10分間中断するなどの醜態を世界に示した。北朝鮮はイランに対して、常に攻勢をかけていたが、念願の1点すら入れることが出来なかった。日本チームが平壌の金日成競技場で行う北朝鮮戦は、今日の比でないので関係者は頭が痛いことだろう。 ワールドカップアジア最終予選を戦う日本代表は、埼玉スタジアムでバーレーンと対戦し、後半27分に得た相手のオウンゴールを守りきり、1-0で勝利した。そして貴重な勝ち点3を獲得した。奇跡的なオウンゴールに関するジーコ監督の見解を引用したい。「オウンゴールであっても、われわれがあれだけプレッシャーをかけていなかったら、果たしてあのゴールは生まれていたか、ということを考えると、やはり選手全員が前を意識して、あるいはゴールを意識した結果、生まれたゴールだと思う。本当に立派な1点だと思うし、みんなの気持ちが乗り移った1点だと思う」ジーコ監督の強運が生み出した1点のように思う。一番活躍したのは、中村俊輔(レッジーナ)であった。中田英寿(フィオレンティーナ)・中澤佑二(横浜F・マリノス)の3人のコメントをメモ欄に引用した。 ・全員の 気迫が生んだ オウンゴール 予選突破の 明日が見えるぞ
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ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 3人のコメント 中村俊輔(レッジーナ)「勝ちたい想いが勝因」 とにかく自分の仕事に集中した。自分の役割というのは周囲の良さを引き出すこと。決定的なパスを出すことが役割だと思っているので、いつかは入ると信じていた。とにかく勝ちたいという想いが勝因だと思う。後半、相手が引き分け狙いになったので、ヒデ(中田英)さんを上げて、自分は左に流れて、起点を作ることを心掛けた。(この2連戦で1勝1敗という結果について)アウエーでも勝ち点1は取りたかった。自分たちの形を考えながらやって、結果が出なかったのは残念。(次の6月のアウエー2連戦は)1人1人チームに帰って、1対1の局面で負けていたことを認識し、個々の選手がレベルアップすれば、もっと強い日本代表になれると思う。
中田英寿(フィオレンティーナ)フィニッシュにつながらないのが課題 どういういう形にせよ、今日は勝ててよかった。後半は相手もバテてくると予想していた。1対1に特に負けているとは思わなかった。終盤、危ない場面があったが、集中力がちょっと続かなかった。攻撃に関しては、イラン戦もそうだったが、フィニッシュにつながらなかった。それ今後の課題。今はまだ全チームに(予選突破の)可能性がある。1試合1試合勝っていくしかない。
中澤佑二(横浜F・マリノス)この2連戦を忘れないように セットプレーについては、相手に研究されていたと思うが、後半に少し修正をした。(高原と鈴木の2トップについては)お互いの得意なプレーが、うまくかみ合わなかったと思う。でも、いつかは点が取れると信じてプレーした。これだけ攻めても入らないというのは、仕方がない。1点勝負になると思った。勝つために自分が何をすべきか考えてプレーした。イラン戦での反省が、今日の結果につながったと思う。6月にまたアウエーが続くが、この2連戦を忘れないようにしたい。
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