2005年02月28日(月) |
新生児の低体重はさまざまな障害の原因に |
1ヶ月ほど前であるがインドで低体重児の子供が多く生まれていることが大きく報道されていた。ここは食糧不足が原因でこのような結果になっている。日本も低体重児の子供が8.8%にもなっている。こちらは食糧不足が原因でなく女性の行き過ぎたダイエット志向の影響なのである。体重が2500グラム未満で生まれる低体重児が増えていることから、厚生労働省は24日、「食生活を通じた妊産婦の健康支援策に取り組むことを決めた。妊娠・授乳期の母親が食生活で配慮すべきことをまとめた指針や、妊娠時期の適切な体重増加チャートを作成し、胎児の成長に必要な栄養を十分摂取できるよう指導する」(2月24日時事通信)という。 低体重児とは言葉変えれば栄養不良児なのである。低出生体重児は、栄養の摂取が上手に行なえず、虚弱な場合もあり、学童期にいたっても小柄というケースも多く、知能や運動能力に問題が生じるケーもあるという。将来健康な子供を産みたいと望む女性は、無謀なダイエットは避けバランスの良い食習慣を身につける必要がある。 ともかく、母体に栄養がないために「やせた新生児」が生まれるのである。妊娠前に「やせ」の妊婦は、標準体重の妊婦に比べ、低出生体重児を生む割合が3倍も多いという結果が出ている。低出生体重児は、胎内成長が不十分で、乳幼児期に病気にかかりやすい。最近は、大人になって、糖尿病や心筋こうそくなどの発症率が高まることも指摘されている。東大大学院助教授の福岡秀興さん(56)(発達医科学)は、「胎児期は、細胞分裂を繰り返し、臓器を作る重要な時期。栄養不良だと将来にわたり悪影響がでる」との指摘は十分に頷ける。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森565 2005年2月28日 記憶に残したいコミュニケーションの達人
妻が愛読しているパンプキンという婦人雑誌がある。3月号に掲載されていた林文子さん(BMW東京株式会社 代表取締役社長)さんのことをコミュニケーションの達人と題して記述したい。「人に希望を与えることができるのは人間だけ。IT社会の現代だからこそ、対話と人間力が必要となるのである」(同誌から)林文子さんの言葉を引用しよう。「私は人が大好きなのです。林さんと会えてよかったと思っていただきたい。そのためにはどうすればよいかとつねに考えています。まず信頼関係を築く。営業力=人間力なのです」
林さんは人とのコミュニケーション力(人間力)のみで外資系の自動車販売会社の社長にまでなった人なのである。林さんの赫赫たる経歴はメモ欄に表示した。ここで林さん語録を引用して人間力の核心に迫りたい。「好奇心旺盛なんですね。読書お芝居、映画などが大好きで、時間の許す限り足を運びます。幅広い知識があれば、どんな人と話しても接点をもつことが出来ます。ただし、自分が話すのはきっかけ程度。聞き役に回ることで相手の方に心地よい時間を提供することを第一優先に考えています」林さんの人に対する思いの深さが滲んでいる言葉で、まさに人間力といえるだろう。
・目の前の 一人を思う 心から 無限に広がる 人との交流 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ 林文子さんの経歴 1946年東京都生まれ。東洋レーヨン、松下電機産業などの勤務を経て77年ホンダの販売店転職。87年BMW東京へ。実績を買われ93年に新宿支店長となり年間522台の販売を達成、業績の低迷していた同支店を最優秀支店へと育てた。93年フォルクスワーゲンにスカウトされ、ファーレン東京代表取締役に就任。4年間で総売上げ、販売台数ともに倍増させる。03年BMW東京社長となる。
|