『日々の映像』

2005年02月14日(月) 介護施設の不祥事 相次ぐ虐待事件

 介護施設の違法行為が続いている。厚生労働省急増する悪質な介護サービス業者を排除するため制度の改正法案を通常国会に提出する方針で、本格的な制度の見直しが始まる。何しろ昨年の悪質業者の指定取消しが180件も発生している。「制度開始以降、昨年12月までに都道府県から指定を取り消されたのは180業者(事業所数では287ヵ所)にも上る。制度改正でどこまで不正が防げるのか」(2月13日毎日から)と言う状態なのだ。

 不正の内容はここで書くまでも無く架空請求がほとんどなのだ。これらの不正はほとんど内部告発で発覚している。悪の集団があって、内部告発が無い場合は分からないまま素通りしていると推定されるのだ。これだけ多くの業者がいると言うのに、都道府県に業務改善勧告や改善命令などの行政処分が出来ないのだ。今回の改正でこれらの権限を認めようとしているがむしろ遅すぎるぐらいだと思う。

 介護施設の職員の質が問題である。介護施設虐待事件が相次いでいる。石川県かほく市中沼の介護施設「グループホームたかまつ」で入所者の高山喜美子さん(84)が殺害された。殺人容疑で逮捕された同施設職員松田優容疑者(28)は「石油ファンヒーターで、やけどをさせた」と供述していることが13日、分かった。不安ヒーターで焼き殺したのだ。このような入所者への虐待問題に接すると日本の基本的な文化を身につけていない人が続出していると言わねばならない。入所者は虐待され殺されるために施設に入るのではないのだ。どうして人間としての尊厳を守ってやれないのか。
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癒しの森550                                 2005年2月14日

           夢(願い)を持ってチャレンジ 

 ソフトバンクの孫正義オーナー(47)は11日、ニューヨークの大リーグ機構事務局を訪れ、自らの「世界一決定戦」構想を伝えたという。早ければ06年からの実施を要望。アジア最強チームを決定した上でメジャーのチャンピオンチームと対戦する案に、「大リーグ側も各球団に構想を伝えることを確約。今後も継続協議を行うことを孫オーナーに伝えた」という。一球団のオーナーが、私案を伝えるという強行突破だったが世界一戦略へ確かな夢を持ってのチャレンジである。孫正義オーナーの言葉を引用しよう。「夢を持ってチャレンジしていくことが大事。日本球界が本当に空洞化してはまずい。世界一決定戦があれば、積極的な交流が深まる」。孫正義オーナーの強烈なまでの行動力に敬意を表したい。

 今日はささやかな願いが成就する方向となって気分がよい。2月3日ホームレスのC
さんのことを書いた。ホームレス支援ネットにいがたの事務局長寺尾さんに相談、Cさんの住む場所の確保と生活保護を受けられる段取りが進むことになった。一見不可能と思われることでもチャレンジしてみるものである。

  ・なにごとも チャレンジあって 結果あり  Cさん嬉しく 新たな日々が
     




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石田ふたみ