『日々の映像』

2005年02月11日(金) 北朝鮮核兵器保有を公式宣言

 個人の人生はその人の基本的な考え方で決まると言っても過言ではない。一国の運命もその国の基本的な考え方が決すると言っても言い過ぎではないと思う。北朝鮮が核兵器保有を公式に宣言した。公式に宣言(一つの脅しである)することが、北朝鮮にとってプラスに働くとの考え方・認識に立っているのだろう。果たして、この核保有宣言がどのような結果を生むのか、一歩先は混沌として分からない。
 朝鮮中央通信によると、北朝鮮外務省スポークスマンは2月10日「第2期ブッシュ米政権の対北朝鮮政策に変化がみられないとして、6カ国協議への参加を『無期限中断』し核兵器を増やすとの声明を発表」したというのだ。そして「自衛のための核兵器を造った」と初めて核保有を公式に宣言した。声明は日本を非難し米国に対しては「われわれとは絶対に共存しないことを政策化した」などと非難している。 相手を非難するだけで何の益があるというのか。核をもっているぞとの脅しをかければ、自国に益があるというのか。どう考えても考え方のベースが貧弱だと思う。ライス米国務長官は10日、インタビューに応じ、「北朝鮮が6カ国協議から離脱すれば、同国の国際的な孤立が一段と深まる」との認識を示している。
 ともかく、日米を敵と認識する考えがこの国の悲劇の根幹だ。思考の根幹がこうだから全ての発言が矛盾だらけになる。北朝鮮外務省スポークスマンは「すでに解決された拉致問題で、にせ遺骨問題まで操作し朝日平壌宣言を白紙化し、国交正常化をしようとしない日本と、どうやって一緒に座り会談ができようか」(朝鮮日報から)と主張している。あと10年20年交渉の機会が無くとも、日本の国全体としては困ることが何もないのだ。
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癒しの森547                                2005年2月11日

          英チャールズ皇太子(56)の純愛

 英皇太子の事務所は2月10日、チャールズ皇太子(56)が愛人のカミラ・パーカー・ボウルズさん(57)と4月8日にウィンザー城で結婚式を行うと発表した。エリザベス女王も再婚を祝福、英王室を長年悩ませていた皇太子の身の振り方に決着がつくことになった。皇太子の純愛は後年小説・映画となって語り継がれることだろう。物語の概要は次の通りだ。
 
 「若きチャールズ皇太子は、夫がおり2児の母であるカミラさんに恋をする。相手が子持ちの女性ではどうにもならず、1981年ダイアナ妃と結婚する。しかし、皇太子とカミラさんの愛は不動で密会することになる。この密会がきっかけになってカミラさんは1995年に離婚。チャールズ皇太子も96年にダイアナ妃と正式に離婚した。ダイアナ妃は翌97年、パリで悲劇的な交通事故で死亡。皇太子はその後もカミラさんとの交際を続け、知り合ってから28年後に結婚することとなった」
 
 この物語はさまざまな視点から語り継がれていくだろう。最大の視点はチャールズ皇太子が独身の頃2児の母であるカミラ・パーカー・ボウルズさん(当時29才)に恋をしたことであろう。さまざまな批判が渦巻く中で、チャールズ皇太子は若き日の思いを貫き通したのだから世紀の純愛と言ってよいと思う。フランスの文豪ユゴーのように結婚後愛人が現れて、生涯愛人と過ごす例はあるが、チャールズ皇太子のような例は皆無に等しい。

    ・若き日の 思いを通す 純愛に 拍手を送る 人たち多し
     



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石田ふたみ