2005年02月07日(月) |
経済界のし烈な競争(電機・流通) |
庶民が経済界のし烈な競争を感じるのは、流通と電機業界でないかと思う。2月5日の産経新聞によれば電機10社の業績見通しが大幅に下方修正になるという。報道の目次は「デジタル家電"消耗戦"価格急落で利益出ず」であった。「景気回復のリーダー役だった薄型テレビやDVDレコーダーの店頭価格が急落、メーカーにとっては、いくら売っても利益を出しにくい"消耗戦"の様相も見せ始めている」(産経から)というし烈な競争が繰り広げられている。 このような中で大手十社の中で唯一、通期の営業利益の見通しを上方修正したデジタル家電で勝利した松下電器産業と液晶パネルの開発を強化してきたシャープのみである。両社共に液晶パネルの内製率が高いのである。この体制が明暗を分けている。 消費者の身近な流通業界もし烈な競争を繰り広げている。10年前まで業界トップであったダイエーが事実上バラバラに整理される。ダイエーの05年2月期の最終赤字は5100億円になるという。店舗閉鎖・事業撤退費用約2300億円、減損会計適用で約2200億円などを計上するのだ。この5100億円の穴埋めに取引金融機関から4050億円の債権放棄を受け、スポンサー企業と再生機構が1000億円の増資を引き受ける段取りなのだ。ダイエーの売上計画は、1兆3100億円・利益計画119億円なのである。この会社での5100億円の赤字は空前の金額なのだ。関連61社を売却清算、閉鎖店舗53で中核事業であるスーパーに集中し再建をするという。果たして役人OB主力の再生機構案でし烈な競争に生き残って行けるのだろうか。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森543 2005年2月7日
発芽玄米ごはんの GI値(グリセミック インデックス)
今日は穀物・パン・麺類のGI値(グリセミック インデックス・ブドウ糖を100とした場合の血糖上昇率)関連を記述したい。GI値とは糖が作られるスピードをいうのである。食事をするとその消化の段階で糖が作られる。それが血液中に入って血糖になる。この血糖が作られるスピードが早く高くなりすぎると糖尿病になる。 血液中で血糖が作られる際、インシュリンがすい臓から分泌される。このインシュリンが、血糖をエネルギーに変え血糖値を下げるのである。しかし、この血糖値が急に上昇すると、体に蓄積される許容範囲を越えてしまう。余った糖は、中性脂肪に変えられ、脂肪細胞に変わってしまう。血糖値が急に上昇すると、インシュリンがたくさん分泌されこの働きによって体脂肪が増え、太るという仕組みになっている。詳しくはヘルシーライフの会報に記述するが、GI値が56と低い発芽玄米を食べると、緩やかに糖が血液にお供給されるのである。ダイエットの必要のある人は、パンより白米に、白米より発芽玄米に切り替えるべきである。発芽玄米ごはんであると、すい臓の負担が少なく、糖尿病になる確率が限りなくゼロになる。糖尿病になりたくない人はGI値の高い砂糖(缶ジュース)チョコレート・ドーナツなどは避けなければならない。 食パン・フランスパン 95 砂糖 99 うどん 85 チョコレート 91 白米 84 大福もち 88 中華麺 65 ドーナツ 86 発芽玄米 56 フライドポテト 85 ホットケーキ 80
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