2005年01月29日(土) |
トヨタ、2年連続の世界2位の生産量 |
トヨタほどの企業が、日本の大問題である小子化に対して、具体的なメッセージと行動がなされないのに落胆を感じる。日本の人口が6000万人と半減すれば、トヨタといえども大きな影響を受けるのである。子供を育てる家庭が社内的に厚遇されるいう見本を示してもらいたものである。
大手自動車メーカー5社は12月25日、04年の生産、販売、輸出実績を発表した。トヨタ自動車グループの世界販売台数は、前年比10.9%増の約752万台で第2位。 世界3大メーカーの生産量は以下である。 米ゼネラル・モーターズ 899万台 トヨタ自動車 752万台・・過去最高 米フォード・モーター 679万台
トヨタの利益は、ゼネラル・フォード圧倒している。利益面で比較できる企業は、世界でマイクロソフト、GMほか数社しかいない。 マイクロソフトのゲイツ氏は、貧しい子供たちの予防接種に膨大な寄付をしている。「米マイクロソフトのビル・ゲイツ会長夫妻は1月24日、貧しい環境にある子どもの健康改善を目指す国際団体「ワクチンと予防接種のための世界同盟」に7億5000万ドル(約770億円)を寄付する」と発表した。夫妻が運営する「ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ基金」のサイトによると、寄付は基金を通じて今後10年にわたって実施されるという。 「ゲイツ基金」はスマトラ沖地震の津波被害に対しても300万ドル(32億円)の義援金提供を申し出ている。文化が違うといえばそれまでかもしれないが、トヨタほどの企業がどんな災害に対しても何もしないことは寂しい限りである。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森534 2005年1月29日 雑穀、健康ブームでコシヒカリより高値
このテーマは癒しの森になじまないが、玄米との関係で記述したい。消費者は企業のペースに巻き込まれないようしなければならないと思う。その典型が粗食のイメージが強かったキビやアワ、ヒエなど国産雑穀の価格が健康食ブームを受けて高騰していることである。1キロ当たりの単価が、高級米の魚沼産コシヒカリを大きく上回っているのだ。 農家から加工業者への出荷価格は現在、キビが1キロ800円前後でブームの起こる2年前に比べ2倍に達している。アワ、ヒエ、ハト麦もほぼ同様の値動きだ。魚沼産コシヒカリの農家出荷価格は同400円弱で、今や雑穀のほうが高い。 ちなみに我が家で買っているコシヒカリは、1キロ400円と300円のものだ。私の知識の中で解説すれば、キビ、アワ、ヒエ、が玄米よりビタミンやミネラルが高いとはいえない。
しかし、炊き込みご飯の具材として100グラムが200―300円(1キロ2000円〜3000円)で売られている。小麦粉が1キロ150円、玄米1キロ400円で販売されているのである。主食でビタミンやミネラルをとりたいと思ったら、発芽玄米ごはんを食べるのがベストである。玄米から栄養素をとって白米にして、ここに高い雑穀を混ぜるなどは滑稽といわねばならない。これらはただのブームに乗せられた姿といえると思う。 ・キビや粟 見向きもされない 雑穀が ブームで高値は 本末転倒
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