『日々の映像』

2005年01月17日(月) 阪神大震災から10年経った

 6433人の命を奪ったあの日から10年がたった。震災の復興が始まった2年後の1997年に日々の映像を書き始めた。1997年1月17日はまだ阪神大震災の傷跡が生々しく残っていた。最も悲惨を感じたのは、建物の下敷きとなって身動きが出来ず、生きたまま熱風に焼き殺されて人たちであろう。この日震災全体の印象を短歌で綴ったが、哀悼の意味で再掲したい。

・災害時 縦割り行政 ノロノロと 死に行く人こそ 哀れなりけん
・熱風に 乗って切り裂く 叫び声 阿鼻叫喚の 地獄絵図かな
・宇宙より わが身(地球)の方に 未知多し 地震の予知は ほとんど叶わず
・文明の 自然に対する 挑戦も 非力なりしか 地震に対して
・地質図に 無数に走る 大断層 いつまた動くか 地殻の力
・傷心の 震災孤児の 大半は 自分(おのれ)の責(とが)と せめにさいなむ

 兵庫県内では17日、さまざまな追悼行事が行われ、遺族らが犠牲者の冥福を祈った。神戸で、天皇皇后両陛下が出席され、追悼式典が開かれた。天皇陛下のお言葉を引用したい「世界の人々に災害の実情を伝え、1人でも多くの命が不慮の災害からもまもれる安全性の高い社会を築いていかなければなりません。震災によって失われた多くの命を惜しみ、その死を決して無にすることのないよう、皆がさらに力を尽くしていくことを願い、追悼の言葉といたします」皆が更に力を尽くすとは何か、地震国独自の被災者の救済体制が必要だ。阪神大震災の公共物の復興には、8兆円余りの資金が投下されたが、個人の救済には見舞金などを含めて数百臆円に過ぎないのだ。
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癒しの森522                              2005年1月17日

          ロジャー・クレメンスとランディ・ジョンソン

 アメリカは偉大といえるヒーローが数多くいる。野球を少しでも知っている人であれば、大リーガーのクレメンスとジョンソン両投手を知らない人はいない。共に41歳であるが大リーガーを代表する投手なのである。
  
 ロジャー・ クレメンスは、昨季は18勝を挙げ、史上最多となる7度目のサイ・ヤング賞を獲得。18日に今季の希望額を提示するが、前年の成績を考えると、調停史上最高額となった01年ジーター(ヤンキース)の1850万ドル(約19億600万円)を上回る可能性もあるという。通算成績は328勝である。

 米大リーグでサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)を5度獲得しているランディ・ジョンソン投手(41)は10日、ダイヤモンドバックスからヤンキースに移籍することが正式に決まった。米メディアによると、ヤンキースとランディ・ジョンソン投手(41)=ダイヤモンドバックス=が2006年から2年間総額3200万ドル(約33億6000万円)の契約延長で合意したという。年俸では16億8000万円になる。日本のプロ野球チームの中で、年間予算合計が17億円余りのチームがある。このような見方をするとアメリカの野球文化は凄いと思う。
  
   ・アメリカの 野球文化の 象徴か 40歳の 二人の年俸
     





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石田ふたみ