2005年01月16日(日) |
待ったなし 人口減少時代の開幕(3) |
このテーマを書くのは今月に入って3回目となる。毎月のように書く必要のあるテーマである。1月8日の毎日新聞のアンケート調査の表題は「少子化アンケ:4人に1人が「子どもほしくない」というものであった。インターネット上でのアンケートであるが、かなりショッキングな結果で、その内訳は以下である。
1、子どもをほしいと思わない・・・30代女性の30% この理由 ・・・・ ・出産や育児がわずらわしく思う 少子化の背景に、出産・子育て世代の意識変化があることを表している。 2、子どものいない若い男女に対する質問 将来、子どもをほしいと考えているか。その場合、何人ほしいか」という質問 「2人」・・・・・・・・・・・・・・・・48.2% 「ほしいと思わない」・・・・・23.3% 3、ほしいと思わない理由 教育費など子どもを育てる経済的余裕がない・・30.8% 出産・育児がわずらわしく思う・・・・・・・・・・・ 29.2%
男女別でも「ほしいと思わない」が男性20.6%、女性25.7%と2番目に多く、年齢別では20代女性の14.5%、30代女性の30.3%が出産に消極的という数字になっている。これだけ女性が出産に消極的では、少子化をとめることが出来ない。これを食い止めるとすれば、意識の大変革を与える社会体制の変更が必要だ。政治では児童手当を大幅に増やす、企業は子供のある勤労者はリストラしないと宣言する、家族手当を大幅に増やすなど、要は子供を育てる家庭が断然有利な社会体制を官民一体となって進めるべきである。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森521 2005年1月16日
北の零年
北の零年昨日から上映された。前売り券を買っていたので妻と見に行く。前評判通り武士の夫とともに淡路島から北海道に渡り、開拓を手伝う妻の役を演じる吉永早百合さんの重量感のある映画であった。最も感動的なシーンは、傷つきながらクワを持って立ち上がり「生きている限り、夢見る力のある限り、きっと何かが私たちを助けてくれる」という言葉であろう。信じていた夫を失うという困難にも負けず、クワを持って生き続けようとする強い女性の生き方が描かれている。昨日妻の友人とガット会(NPO法人)に出席する。妻の友人は「日本で最も素敵な女性は、美智子妃殿下と吉永小百合さんですね」としみじみと言っていたが私も同意見である。
ここでは14日、長岡での上映会の模様を書きたい。長岡市のリリックホールで中越地震の被災者が1800人招待された。挨拶に立った吉永小百合さんは「厳しい冬ですが、明日に向かって生きて頂きたいと思います。災害に遭った経験がなく(震災の)想像ができませんでした。この映画が少しでも励ましになったらうれしいです・・・生活が早く戻ることを祈っております」と話していたという。 ・過酷なる 運命つぎつぎ 遭ってなお クワを手にして 信じて生きる
|