『日々の映像』

2005年01月15日(土) 社保庁:監修料(6億円)もらって違法でない

 社会保険庁は、「ニチネン企画」から99〜03年度に監修料約3200万円を受け取っていたことを明らかにした。しかし「監修行為は違法ではないとし、受領した職員の処分はしない方針」(1月14日・毎日から)という常識では考えられない結論を出した。この旨を発表したのが尾辻厚労相である。苦しそうな表情の写真が報道されていたが、保険庁関連の発行物を監修してトータルで6億円も受け取る行為が違法でないというのであれば、もっと堂々と記者会見すればよい。この問題はこの程度の結論で決着するはずがない。

 ともかく、99〜03年度の5年間の監修料は計約6億円に達した。監修料名目での金銭の受領は税金の還流であることは当然と思う。税金の甘い汁を吸っているのは現職官僚だけではないようだ。「ニチネン企画を巡っては、全国16カ所の社会保険事務局で同OB職員26人が同社から00〜04年にコンサルタント料として計約6100万円」(引用同)を受け取っていたという。こんなことはどこの省でもあることだ・・・といって腹を立たてる国民は少ないのかもしれない。怒る国民が少ないから、こんな役人天国のようなことが堂々とまかり通ることになると思う。

 国益・省益という言葉がある。「省益あっても国益なし」という言葉もある。省益とは何か。省(ここでは社会保険庁)の利益、自分たちの利益が省益なのである。余り書いても意味がないのかもしれないが、各省と検察との間に違法行為の解釈をめぐって暗闘があることだけははっきりと感じ取れる。
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癒しの森520                           2005年1月15日

        杉田かおるさん交際1カ月電撃結婚

 社会に爽やかな話題を振りまく人は素敵だと思う。 杉田かおるさんが日産コンツェルン創業家の御曹司、鮎川純太氏(44)との“玉の輿婚”が発覚した。女優、杉田かおる(40)が13日、マスコミ各社にあてた書面で今月11日に入籍を済ませていたことを発表した。「2005年1月11日、結婚いたしました。いうまでもなく生まれてはじめての結婚です。ひとりの男と、ひとりの女として出会い、世間でいう電撃的、運命的な結婚という結果となりました」と電撃婚だったことを告白した。「負け犬からの一発大逆転した勝ち組人生を高らかに宣言。挙式では、感激のあまり号泣。女らしさものぞかせていた」(1月14日サンケイスポーツ)という。 新郎の純太氏は挨拶で「みなさん、ご承知の通り、これまで本当に頑張ってきたこの3人の家族(杉田と母、妹)ですが、これからは自分が加わり、4人でやっていきます。どうぞよろしくお願いします」と杉田家の大黒柱になる決意を語ったという。

 杉田かおるさんは昨年24時間マラソンランナーとして走った。この時のコメントは「「11月に40歳になるので、30代最後の夏を走りきって、よい40代を迎えたい。ちょうど1カ月前なので、酒も男も断ちます。街で酒飲みそうな私を見たら注意して。・・全国の負け犬の代表として走ります」と誓い完走した。1月8日に書いたように「30代・独身・子なし」を負け犬との烙印を押す流れは、杉田かおるさんの結婚で更に強固になった感がある。
    
    ・負け犬が 一発逆転 玉の輿 痛快語録が 続々出るか
     


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メモ 杉田かおるのプロフィール

 本名・杉田薫。昭和39年11月27日、東京都生まれ。劇団「若草」に所属し、5歳から舞台に立つ。47年、日本テレビ系ドラマ「パパと呼ばないで」のチー坊役を好演し天才子役と話題になった。54年、TBS系「3年B組金八先生」では15歳で妊娠・出産する難役を演じた。平成11年出版の自伝「すれっからし」では、10代からカツアゲ、けんかに明け暮れ、両親の離婚や借金地獄などを経験した凄まじい半生を赤裸々に綴った。昨年は日本テレビ系「24時間テレビ」で100キロマラソンを完走し、感動を呼んだ。
 


 
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石田ふたみ