『日々の映像』

2005年01月10日(月) 給食費を前払い、未納なら食べるな…定時制都立高

 何回も書いてきたが少子化の大きな原因は教育費の負担である。給食費の滞納が公立小中学校でも問題化しているという。仙台市では、3か月以上の滞納が1500件、計約7000万円に上ったという。東京都葛飾区でも2003年度の滞納額が4年前の倍近い約1100万円に急増した。未納者の大半は、経済的に苦しい家庭の生徒が占めているのである。子供の給食費だから親が払うのは当然かも知れないが、母子家庭などの低所得者は、給食費免除などの制度が必要だと思う。岩手県滝沢村では昨年5月、督促に応じない5世帯について、村が「財産差し押さえの仮執行宣言」(1月10日・読売から)をしたという。給食費を払わないといって、差し押さえをする・・こんなことが教育現場であった良いものだろうか。このようなことを経験する子供が果たして正常に育つのだろうか。
 
 東京都立の定時制高校で給食費の滞納が目立っているため、都教育庁は、「4月から給食費を前払い方式とし、未納者には原則として給食を提供しない方針を決めた」(引用同)という。定時制の場合、授業は通常夕方から始まるため、多くの生徒にとって給食は「夕食」となっている。システムは予約制の後払いで、費用は1食300―390円程度と低めに抑えられているという。同庁では「払っている生徒との間で公平を期すためのやむを得ない措置」と説明しているが、家計が苦しい生徒に対してどのような説明をするのだろう。「お前は給食費を前払いしていないから給食は出さない」こんな方針を決定するのであれば、給食制度そのものを廃止すべきだと思う。
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癒しの森515                          2005年1月10日

        郷里の英雄・松井秀石川の教科書に登場

  スマトラ沖地震による津波被害に対し各国・国際機関・個人が表明した支援金の総額が、「50億1500万ドル(約5300億円)」(9日・ロイター)に達した。日本の個人では1月6日松井秀喜選手が義援金5000万円を、平田文雄町長を通じて日本赤十字社に寄託した。その後韓国の人気俳優ペ・ヨンジュンさんもスマトラ地震に3億ウォン(約3000万円)の寄付があった。ヨンジュンさんから新潟県中越地震の義援金3000万円を頂いていることを記述しておかなければならない。通称ヨン様は「同じアジアの被害を見過ごすことは出来ない。多くの人から受けた愛をこの機会に返したかった」とその理由を説明している。海外有名人の義援金の報道があるがここでは割愛させていただく。

  1月7日松井秀喜が故郷・石川県の“観光大使”第1号に任命されることが分かった。同県が本年度から創設する「石川県観光創造会議」の特別顧問として迎え入れられるものだ。石川県にとって松井秀喜はまさに郷里の英雄なのだ。更に石川県で使用される高校教科書「ふるさと石川学」(仮称)松井秀喜が登場するという。同教科書は高校生の郷土愛をはぐくむことを目的に新刊されるもので「自然」「歴史」「文化・伝統」「産業」「未来と国際化」の5章で構成される計300ページの大作。その巻頭で松井秀喜が語る石川への思いが掲載される。松井秀喜は野球界だけではなく教育界のヒーローとなっても当然な人格を備えていると思う。
  
 ・観光の 大使の他に 若者に わが身で示す 郷里の愛を 
     


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石田ふたみ