『日々の映像』

2005年01月07日(金) 米新車販売シェア:日本車、初の3割 

 日本の自動車メーカーは相変わらず米国で健闘している。米主要自動車メーカーが1月4日発表した04年の米新車販売台数によると、「現地生産分も含めた日本車全体の市場シェアは前年比1.7%増の30.5%と初めて3割を超えた」(毎日から)トヨタ自動車が、米ビッグスリー以外で初めて年間販売台数を以下のとおり200万台突破した。
GM              470万台( ▼1.0)
フォード           333万台( ▼4.7)
ダイムラークライスラー  220万台(  3.7)
トヨタ自動車         206万台(  10.1)
ホンダ             139万台(  3.0)
日産自動車          98万台(  23.7)
マツダ             26万台(  1.9)
三菱自動車          16万台( ▼37.0)
 トヨタの他ホンダや日産自動車も過去最高を更新し、日本勢の好調ぶりが目立っている。それにしても米国は巨大な消費市場である。1年間に1691万台(前年比1%増)もの自動車が売れるのである。トヨタの販売台数は前記の通り10%増の206万台で、主力セダンの「カムリ」が42万台を超え、3年連続で米乗用車市場の首位を守ったのに加え、レクサス・ブランドも高級車部門で5年連続トップを確保しているのである。日本車のシェアが3割を突破したのは、日本車の燃費効率の良さが評価されているためである。米国勢は大幅な値引き販売で対抗しようとしたが、体力をすり減らす結果に終わっているようだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
癒しの森512                            2005年1月7日
       
              歩きながら考える

 文豪ユゴーの「レ・ミゼラブル」の主人公ジヤン・ギャバンは、小説の中で夜散歩する場面が多く出てくる。これは多分ユゴー自身が夜に散歩したのでないかと思う。アメリカの思想家エマソンは「最もよく歩いたときに最も良い作品が生まれた」(要旨)と言っていた。正式な言葉が何であったか検索したが見当たらなかった。この検索の時ヨーロッパのマドリヤーガの語録に出会った。「イギリス人は歩きながら考える。フランス人は考えた後で走り出す。イタリア人は走りながら考える。そしてスペイン人は走ってしまった後で考える」と言うものだ。この言葉は特に深い意味でなく、民族的な特徴を言ったのだろう。
 私の好きな言葉は「歩きながら考える」である。詳しくは省略するが昨年の5月に癒しの森の記述テーマに行き詰まり一念発起して朝の散歩を始めた。これがなかったら、癒しの森は途中で頓挫していたことは間違いない。プロ野球の仰木彬氏(おおぎあきら・昭和10年4月29日生まれ)が初の70歳代監督としてオリックスの指揮を取ることになった。若さの秘訣「眠・歩」(1月7日・産経から)であるという。仰木監督の顔の色、艶(つや)は古希を迎える監督とは思えない輝きがある。若さの秘訣は「睡眠」と「歩く」ことであるという。とにかく歩く。いまでも毎朝自宅周辺をたっぷり二時間も歩くという。仰木監督は「ボクは歩きながらものを考える。いや、歩かないと考えられない」と言っている。

  ・早朝の 歩く動作で 知恵が湧き 古希の監督 生き生き采配 
  
      


                    
 < 過去  INDEX  未来 >


石田ふたみ