『日々の映像』

2004年12月29日(水) スマトラ地震津波(3)死者6万3000人

 スマトラ地震は、津波の怖さをまざまざと見せ付けている。津波は、海水が持ち上げられて動き出すために起きる。海底から海面までの海水が一気に動くため、高さが50センチ程度でも、津波が引く時に海に引き込む力は非常に大きいという。また、第一波が最大とは限らず、一時間以上たってから最大の高さを記録することもある。「1944年の東南海地震では、第1波が引いていくのを見て自宅へ戻った人が、第2波で犠牲になった」(12月28日・毎日)という例もある。津波警報・注意報が解除されるまで海に近寄ってはならないのだ。

 今回のスマトラ地震を機会に出来るだけ津波もイロハを身に付けて置くべきだと思う。気象庁が発表する津波予報は、津波注意報、津波警報、大津波警報の3種類である。津波注意報は最大0.5メートル、津波警報は1〜2メートル、大津波警報は3メートル以上の津波が予測される場合に出される。昨日書いたように高さ2メーターの津波で木造の家屋は全壊するのである。標高2〜3メーターで住宅を構えている人達は、津波警報だけで即避難しかないのである。

 12月29日10時27分の情報では、「死者6万3000人」(29日・毎日から)で100万人以上が家を失ったと推測されるという。水や食料、医薬品の不足も深刻さを増している折感染症のまん延も懸念されている。ロイター通信によると、主な死者はインドネシア2万7174人・スリランカ2万1715人・インド1万2419人・タイ1516人などとなっている。今年最大の自然災害となった。死者は更に増加する気配である。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
癒しの森503                            2004年12月29日

              寒干し大根ずくり

  今日は1日中寒干し大根作りであった。2004年10月11日「健康のための食の習慣」と題して日曜日になると大なべに「煮物」を作るのが私の仕事になってしまったということを書いた。この日は、主に煮物の中に入れるゴボウの効用に焦点を当てて書いたが、食感という面からいくとポイントになる食材は寒干し大根である。市販されているのは、薄く切断して乾燥させた物である。これであると歯ごたえがない。歯ごたえと食感ということになると、やはり自分で作るしかない。

  寒干し大根作りは、なかなかの作業が伴う。大根の皮をむき、1.5×1.5×長さ20センチ程度に切断し1連約20本余り編み上げるのである。昨日と今日の編み上げは約40連になった。まだ材料が残っているので、最終的に70連になるようだ。明日もう一日寒干し大根作りをしなくてはならない。大根も寒干しにすると、かなりの繊維質であることが分かる。この大根を使うと独自の「煮物」の完成となる。この煮物はカツオと昆布だしをベースに醤油味でまとめるものと、鮭のあらを使い味噌味でまとめる2種類ある。どちらが良いかは好みであるが、前者は上品な味覚であるのに対して後者はこってりと栄養満点の印象を与える。ちなみに、鮭のあらは事前に圧力釜で20分余り加圧するので、鍋の中にはあらの形状は全く残らない。喜んでこの煮物を食べる友人の家庭が4〜5軒あるので、来年の日曜日も煮物作りをしようと思っている。

   ・大根と ゴボウの繊維が 加わって 健康助ける 煮物の文化 


 < 過去  INDEX  未来 >


石田ふたみ