2004年12月28日(火) |
スマトラ地震津波(2) 死者5万人を上るか |
地震発生から2日経過したが、まだどれだけの被害になるか分からない。「死者数は捜索範囲の拡大ともに増加。子どもの犠牲者が激増し、最終的な死者数が5万5000人に上る」(12月28日・ロイター伝)との予測が報道されている。震源に近いインドネシア以外では、津波到達までにかなりの時間があったにもかかわらず、事前の警告がないまま無防備な人々が次々とのみ込まれていった。 これだけの被害が出る背景に、インド洋地域には津波警報体制が整備されていないことが最大の原因だ。国際協力事業団の緊急援助隊(団長=阿部勝征・東京大地震研究所教授)は、「地震による津波の来襲を予測して避難した人がほとんどいなかったことが被害を拡大した」と指摘している。大津波はめったに起こらないため、被災経験の伝承が難しいのだろうか。この地震で3メートル以上の津波が周辺の島々を襲った。津波の怖さのイロハを記述しておきたい。「津波1メートル以上の地域では木造住宅が半壊、2メートル以上では全壊する」という破壊力があるのだ。 昨日も書いたが東海、東南海、南海地震が発生した場合現在スマトラ地震の被害のように破局的ともいえる被害が起こるのである。津波は数千キロ先まで被害を与える。地震がほとんどないスリランカや南インドでは津波への備えはほとんど皆無であるという。海岸線には防潮堤や防波堤はほとんどなく、自然のままの砂浜に集落が出来ている。ここへ3メートルもの津波が押し寄せてくるのだからどうにもならない。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森502 2004年12月28日
楽しくも忙しい1年であった 3月7日「我が家のうどん」と題してこんな文章を書いた「たかがうどん、されどうどんである。我が家で完成したうどんが、意外な力を発揮しつつある。ほとんどの人は初めてこんなに美味しいうどんを食べたと言ってくれる。我が家は「うどん」の力で、にわかに人の出入りが活発になってきた。最初は町内の10人余りの懇親会で、初めてうどんを出した。これが好評で町内の人が「うどんの会」を作らないかとの提案となった・・・」 これ以降毎月40〜50人の来客となった。この日書いた以下の短歌のように、ささやかな食の文化が媒体となる交流の展開であった。 ・ささやかな 食の文化が 媒体で 笑顔溢れる 楽しい懇談 このうどんと平行して5月ごろから昨年の12月に完成していた発芽玄米ごはん炊き方を教えるようになった。このことについて2004年5月30日に「発芽玄米の薦め」と題してこんなことを書いた「昨日、便秘がかなり重症と思われる婦人がうどんを食べに来た。早速発芽玄米ごはんの話をすると共に、冷凍おにぎりの見本を差し上げて、これを食べたらどうかと薦めた。便秘の人は発芽玄米ごはんを食べると、劇的に便の状況が変わるのである」具体的な事例は省略するが、発芽玄米ごはんを食べると健康の基本が変わると言っても言いすぎでない。うどんと発芽玄米の指導が加わって、楽しくも多忙な1年であった。整理してみないと分からないが、うどんと発芽玄米が媒体となって、今年新たな交流が始まった人が50人を超えており感謝すべき1年であった。ここまで書いて、ルネッサンスの巨人レオナルド・ダ・ビンチの言葉を思い出した。 ・あたかも良く過ごした一日が、安らかな眠りをもたらすように、 良く生きられた一生は、安らかな死をもたらす。
|