2004年12月13日(月) |
社会部長が選ぶ10大ニュース |
年末恒例に10大ニュースの報道が始まった。「社会部長が選ぶ今年の10大ニュース」の選考会が13日、時事通信社など在京新聞、通信8社の社会部長が出席して開かれ、今年の10大ニュースを以下の通り選んだ。(12が13日・時事通信から)
1位 新潟県中越地震、山間過疎地を直撃」を選んだ。 2位 イラクで日本人の拉致、殺害事件相次ぐ、「自己責任」めぐり論議 3位 皇太子の「人格否定」発言などをめぐり皇室のあり方の論議高まる 4位 名門企業の虚偽不正隠ぺい事件相次ぐ 5位 「チョー気持ちいい」アテネ五輪メダルラッシュ 6位 プロ野球再編、初のスト決行 7位 佐世保女児殺害など子供が犠牲になる凶悪事件相次ぐ 8位 旧橋本派1億円問題など日歯連事件で問われる政治献金システム 9位 台風ラッシュ、猛暑など列島を覆う異常気象 10位 北朝鮮拉致被害者、夫、子供と日本で新生活。事件の解明は進まず。
さまざまなことが起こりながら1年が終わろうとしている。上記のうち「北朝鮮拉致被害者事件の解明は進まず」が10位になっているのはやや低い印象だ。めぐみさんの遺骨」として提出した骨は別人のものだったとの鑑定書が、正式に帝京大から新潟県警に提出されたが、 松木薫さん=同(26)=の遺骨とされた骨は、別人の「5人分が混ざっていた」(12月13日・時事通信)というからどうにもならない。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森487 2004年12月13日
年末の風物詩第9番が聞えて来る
年末恒例の風物詩が聞えて来る時期となった。ベテラン指揮者の岩城宏之さん(72)が、大みそかに“マラソン演奏会”に挑むという。ベートーベンの交響曲全9曲を、第1番から順番に、1晩で演奏するコンサートだ。ベートーベンの交響曲は「英雄」「運命」「田園」の愛称で親しまれる名品や、日本で年末の風物詩となった第9番「合唱付き」などがある。しかし、9曲全部を上演するとなると、演奏だけで6時間を超える規模になるという。この演奏を指揮者(岩城宏之)一人が連続して指揮する例は世界ではないのだ。世界的には1988年にロンドンで朝、昼、晩に分けて、1人の指揮者がやった例がある程度だという。
会場となる東京文化会館(台東区)では、昨年の大みそかにも、この9曲の連続演奏会が初めて開かれた。その時は岩城さんら3人の指揮者が、2つの楽団を振り分けて行われた。今回は岩城宏之さん一人で振るコンサートなのだ。岩城宏之さんは「ベートーベンは僕にとって別格な存在。演奏の途中で倒れても本望」と、並々ならぬ意欲を燃やしている。大みそかの開演は午後3時半。途中に5回の休憩をはさんで、第9番の終演は年を越して元日の午前0時40分の予定だ。オーケストラはNHK交響楽団の主要メンバーを核とする特別編成になる。ベートーベンの熱烈なフアンにとっては、特別な1日となるだろう。 ・楽聖の 残せし曲が 永々と 今年も響く 第9の魂
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