『日々の映像』

2004年12月10日(金) C型肝炎を引き起こす血液製剤

 C型肝炎を引き起こす血液製剤「フィブリノゲン」が納入された医療機関が公表された。発表事態が遅きに資しているのでないだろうか。私の友人でC型肝炎ウイルスに感染している人がいる。そんなこともあって4年ほど前、C型肝炎を勉強してここに書いたことがある。病院の治療薬(血液製剤「フィブリノゲン」)が原因で肝炎になるというから、この最終責任は誰がとるのだろう。C型肝炎ウイルスに感染すると、以前も書いたが急性肝炎―慢性肝炎―肝硬変―肝臓がんとなっていくのだ。
 血液製剤「フィブリノゲン」によるC型肝炎感染問題で、厚生労働省は9日、同製剤が納入されたとされる6611の医療機関名を公表した。1994年以前に手術などで大量出血したことがある人は、同製剤の投与によりC型肝炎ウイルス(HCV)に感染した可能性があるのだ。同省は国民に対し、HCVに感染しているかどうかを調べる検査を受けるよう呼びかけている。それにしても1980年から1994年までの15年間の問題を今になって公表する事態さまざまな疑念を感じる。疑問はさておき94年以前に、〈1〉出産、手術、消化器系疾患などで大量出血した〈2〉がんや白血病の治療で「血が止まりにくい」と指摘された〈3〉結石や胆石の除去、複雑骨折の治療を受けた―などのケースで「フィブリノゲン」を投与されて可能性のある人は病院で検査を受ける必要がある。
 旧ミドリ十字の血液製剤フィブリノゲンによるC型肝炎感染問題が9日に公表されたことを受け、厚生労働省や東京都、大阪府、各地の医療機関などに10日朝から問い合わせが殺到し、潜在的な感染被害の広がりをうかがわせている。この問題の行方を注視しなければならない。
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癒しの森484                           2004年12月10日

        アメリカ社会を理解する一段面

 物事に対して片寄った見方をする人が意外と多い気がする。日々の映像が媒体となって懇談する友人の中に、アメリカ社会(特に企業システム)に疑問を持ち人・中国社会に強い警戒感を持つ人などさまざまである。それらの人たちの見解を整理すると、相手国の欠陥・枯れ枝に対する批判なのである。共通していることは、相手国の優れている点に理解を深めようという姿勢は貧弱と言わねばならない。
 松井・イチロー選手に関する記述で、大リーガーの年俸を書いたことがある。一流選手となると年俸が20億円を超えるのである。アメルカ社会を理解する意味では、この程度のことで驚いていられないのである。10月24日米人気女優ジュリア・ロバーツ(36)が妊娠し、来年早々に双子を出産する予定であるとのことを書いた。ジュリア・ロバーツさんは、出産後、映画界での活動を5年間休業する予定であると発表していた。ジュリア・ロバーツさんは「母親になるのを長い間待ち望んでいたから、すべての時間を赤ちゃんたちに捧げたい」との素敵な言葉を残している。
 米ハリウッド業界誌「ハリウッド・リポーター」は12月7日発売の特別号で、人気女優の映画出演料のトップ10(前年度実績)を発表した。1位は、近く公開の「オーシャンズ12」などに出演している前記のジュリア・ロバーツ(37)さんで、映画一本当たり2千万ドル(約20億円)の出演料なのだ。ともかく、輝いている人に対する評価は、日本では考えられない水準なのである。
メモ 米ハリウッド女優の出演料1位20億円〜 10位12億円

  ・アメリカの 優れた人への 評価こそ 活力生み出す 源泉なるか
     


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 メモ 米ハリウッド女優の出演料
1 ジュリア・ロバーツ    2000万ドル(約20億円)
2 キャメロン・ディアス   2000万ドル(約20億円)
3 ニコール・キッドマン   1500万ドル(約15億円)
4 リース・ウィザースプーン 1500万ドル(約15億円)
5 ドリュー・バリモア    1500万ドル(約15億円)
6 ハル・ベリー       1400万ドル(約14億円)
7 サンドラ・ブロック    1200万−1500万ドル(約12億−約15億円)
8 アンジェリーナ・ジョリー 1200万−1500万ドル(約12億−約15億円)
9 レニー・ゼルウィガー   1200万ドル(約12億円)
10 ジェニファー・ロペス   1200万ドル(約12億円)




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石田ふたみ