『日々の映像』

2004年10月23日(土) 新潟・中越で震度6強の地震が3回起こる

 昨日癒しの森で、月の引力で断層の上の面がずり上がる「逆断層」型の地震が起こることを書いた。そして今日の中越で震度6強の逆断層型の地震が3回起こる。昨日書いたように地球の直径が1メートルとすると、プレート(岩盤)の厚みは僅か3ミリなのである。このプレート内側は溶けた熱い溶岩が流れている。見方によっては人類が生存できるのは、奇跡に近い地球の歴史と微妙のバランスの上に成り立っているとの認識が必要である。

 今日午後5時56分ごろ、新潟県中越地方を震源とする地震があり、同県小千谷市で震度6強、長岡市、十日町市、栃尾市、中里村で震度6弱をそれぞれ観測した。
気象庁によると、震源の深さは約20キロ。マグニチュードは6.8であるという。今の時間は21時30分であるが、まだ被害状況の全体はまだ分かっていない。

 東京発新潟行きの上越新幹線「とき325号」(10両編成)が長岡駅の手前約5キロの地点で脱線したという。いずれも地震で急停止した際にショックで脱線した可能性が高いというが、乗客は生きた心地がしなかったと思う。乗客155人には怪我はないというから不幸中の幸いである。国内の新幹線が本線で脱線したのは、東海道新幹線も含めて開業以来初めてという事態なのだ。これを書いている21時45分もかなりの余震があった。台風を含めて自然の脅威に対して、畏怖の念を持たねばならない。
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癒しの森435                           2004年10月23日

    プロスキーヤー三浦雄一郎さん(72)20代の体力

 高齢になっての信じられない能力と体力を持続している人がいる。体力の面ではプロスキーヤー三浦雄一郎さんはその代表のようだ。70歳でエベレストに登頂したプロスキーヤー三浦雄一郎さん(72)の体力は20代男性と同じであるという。東京都老人研究所の白沢卓二研究部長は「遺伝的要因もあるが、体を鍛えていることが老化を抑える一因と考えられる。日ごろから運動することが大切」と指摘している。

 白沢部長によると、「疲労で筋肉に乳酸がたまると、呼吸で吐き出す二酸化炭素量が、吸い込む酸素量を上回る」という点に着目し、雄一郎さんに12分間走ってもらい、呼気などを分析した結果、体力は20代と同じとの結論になったとのこと。100歳の現役スキーヤーとして知られる父親、敬三さんの大腿(たい)骨は、60歳並みの強度があることも明らかになった。

 骨の密度(強度)は27歳をピークに下降していくのである。敬三さんの大腿(たい)骨は、60歳並みの強度があることは驚異的なことである。男性60歳の骨密度は、おおよそ男子17歳の密度なのである。男性は約75歳から(女性は60歳から)骨折を起こしやすい骨密度となる。敬三さんは100歳になっても少々のことでは骨折しない頑丈さがあるのだ。素人がこれらに関する見解を記述することはできないが、一定の運動をすることが如何に重要かを示す典型的なデータである。

    ・真実は 実に単純 明快だ 訓練せねば 老化駆け足
     





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石田ふたみ