『日々の映像』

2004年10月15日(金) ダイエー一転して再生機構支援要請

 10月12日までダイエーは銀行案である再生機構活用を拒否していた。それ
が翌日になると一転産業再生機構に支援要請をすることになった。なぜ急転直下そうなったのかは分からない。この態度表明には、何か決定的な働きかけがあったのだろう。何はともあれ、バブル崩壊前に肥大化した過剰債務企業の象徴であったダイエーの再建計画が「官」の手によってまとめられることになった

 再生機構は14日朝からダイエーの本格的な資産査定を開始した。再生機構は来年3月末に債権買い取り期限を迎えるため、年内の支援決定、再建計画の取りまとめを目指すという。現在の経営陣は追って総退陣になるのだろう。ダイエーの社員約1万人は、今後の展開をかたずをのんで見守ることになる。

 これからの関心事はどこがスポンサー企業になるかに移ることになる。「すでに名乗りを上げた福岡ドームを所有する米投資会社コロニー・キャピタルや総合商社の丸紅、米流通大手ウォルマート・ストアーズなどに加え、大手スーパーのイオン、イトーヨーカ堂なども支援を検討」(10月14日・産経から)ダイエーをどこが支配するか、ダイエー争奪戦の様相である。市民の視点で言えば、スーパーはすでに限界を超える過剰状態である。スポンサー企業が決まったとしても、より強い企業として再生するかどうかは不透明だと思う。
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癒しの森427                         2004年10月15日
               
          セロリは薬そのもの (1)

 10月13日セロリのこと書いた。ここでは全農のホームページを参考にしてセロリの薬効を記述したい。セロリは「古代ギリシャ、ローマ時代から、整腸や強壮の薬として知られ、香料としても使われてきました。古代ギリシャ人は祭りの日に部屋にセロリを飾ったとか。これは、特有の強い香りが、魔除になるとされていたからです。ヨーロッパでは長く薬草として使われてきましたが、17世紀頃から野菜として食べ始めたという記録が残っています」という薬としての歴史がある。

 中国でも「セロリは古くから栽培され、漢方薬として使われてきました。血を動かす働きを持ち、血圧を下げる、鎮静、鎮痙(けいれんを鎮める)、健胃、利尿、浄血などの効果がある」とされて来たのだ。日本には、豊臣秀吉の朝鮮出兵の時に加藤清正によって持ち込まれたという説があります。その後、江戸時代になってオランダ船によって再度伝わり、オランダミツバという和名がつけられたという。

 セロリほど食薬一体を感じさせる食品はないと思う。「セロリの独特の香りは、アピインやセネリンという成分によるもので、食欲を増進し、疲労を回復するほか、イライラや不眠症などの神経症状を鎮める効果があります。頭痛や更年期障害をやわらげる働きもある」とされている。イライラ感を沈めるために、物を食べ結果的の肥満になるご婦人が多いような気がしてなれない。イライラ感のあるご婦人は、セロリを薬だと思って食べたらいかがでしょう。

  ・古代より 薬と知られて 使われた セロリに見られる 食薬一体


 


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石田ふたみ