『日々の映像』

2004年09月21日(火) 65歳以上の高齢者2484万人に(敬老の日に発表)

 「敬老の日」にちなみ、総務省が19日発表した統計調査結果によると、今月15日現在の65歳以上の高齢者人口は昨年より55万人増の2484万人で、総人口に占める割合は19・5%と昨年より0.5ポイント増加し、人数、割合とも過去最高を更新した。ここで2484万人男女の内訳を見よう。
男性  1049万人・・・男性全体に占める割合 16.9%
女性  1435万人・・・女性全体に占める割合 22.0%
 敬老の日とは文字の通り「老人を敬う日」である。ここで少々コメントを述べたい。はたして「65歳以上69歳以下」を老人の範囲にいれるのが適切だろうか。平均寿命は急速に延び、現在は男性78.36歳、女性85.33歳となっている。よって、高齢者・老人の年齢を65歳以上でなく70歳以上にしたらいいと思う。
 次の高齢者・老人を取り囲む環境に悲しい現実がある。敬老精神とは全く逆の高齢者虐待が多発していることだ。このことは以前ここで書いたが、虐待の加害者は息子が32%で最も多く、息子の配偶者が21%となっている。恐ろしいようなデータである。しかも、虐待されている人の10人に1人が「生命にかかわる危険な状態」(9月20日・毎日)に陥っている。このような現実をどう受け止めるべきか。悲観的に言えば人の心が病んでいるとしか言いようがない。多くの人は「虐待など、自分には関係ない」と思っているだろう。甘く考えることは禁物である。年齢を重ねて体が不自由になれば介護を受けることになり、その際に虐待される可能性が残っているのだ。この屈辱的な悲劇を受けないでいるためには、低カロリーの食事と適度な運動そして何らかの社会参加で死ぬまで元気でいることだ
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癒しの森 403                          2004年9月21日
           癒しの森に新たな友が
    
 ネット上であっても人と人との新たな交流には詩(うた)がある。癒しの森が9月1日の夜に公開されたのであるが、翌2日のたねもりしげるさんから以下の感想を掲示板に書いていただいた。過分の評価で恐縮の限りであった。
「たねもりしげる (40代 、男性 ) 2004年09月02日 22時09分
まず色々な意味で驚き、読み進めるうち次第に癒されていく自分を感じておりました。長年におよび日々このような思いを残される素晴らしさに敬意を表するものであります。当方中々時間が取れず全文を拝読することはかないませんでしたが、今後折りをみながら読み進めることができればなど思っております」
 作品の発表当初は日々の映像のアドレスは未発表であったが、引き続き読みたいとの感想もあったので、読者が日々の映像を検索できるようにした。そこにはメールも表示されているので、ポプラ社の読者から直接メールが届くなど嬉しい限りである。我田引水のようであるが、たねもりしげるさんからのメールをそのまま紹介させて頂く。
 「・・掲示板にURLのご紹介がございましたので、さっそくお伺いし、以後日々の更新を楽しみに拝見させていただく毎日となりました。「日々の映像」には、社会に起こる様々な事象がつねに的確に捉えられ記されていることに感嘆するばかりでございます。付けられた「癒しの森」には、また別な視点を感じました。このふたつがセットであるところが素晴らしいと思います。毎日、と云うことになると大変なご苦労もおありかと存じますが、どうかこれからも大切なことを発信し続けていただきますよう、心より祈念いたしております。季節の変わり目であります故、くれぐれも御身大切にご自愛くださいますよう。敬具2004.09.19」
  ・映像と 癒しの森の バランスを 知る友現れ 作者嬉しき
     






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石田ふたみ