昨日書いたように日本列島は20日、高気圧に覆われて関東甲信地方を 中心に猛暑となり、東京では統計開始以来最高の気温39・5度を記録した。21日も東京の気温は38.1度とうだるような暑さが続いている。千葉県市原市牛久で40・2度、甲府市では22日午後1時8分に40.4度の最高気温を記録、1895年に気象庁が統計を取り始めて以来の記録を更新した。7月21日でこの気温なので8月上旬になったらどんな最高気温が記録されるのだろう。 20日・21日は関東地方を中心に熱中症の被害が相次いでいる。20日189人、21日120人が病院に運ばれた。熱中症に関する常識をもっと身に付けるべきだと思う。少々例を挙げれば「北区の男性(38)はジョギング中に路上で倒れ、重症となった。列島最高の40.2度を記録した千葉県では、女性(68)が路上で意識を失い入院。山梨県塩山市では90歳の女性が脱水症状で倒れ、茨城県では牛久市などのゴルフ場3カ所でプレー中の計3人が倒れた」(21日スポニチから)という具合だ。 ゴルフに行って倒れる、こんな馬鹿げたことはないと思う。気温が35度を超えるようなときは、中止も考えるべきだと思う。こんな気温の時にジョギングするなどは自殺行為に近いと思う。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森334 2004年7月22日
夏を元気で乗り切る
日々の映像で2日続けて、猛暑のことを書いた。「夏を元気で乗り切る漢方の知恵」から、その要点を少々箇条書きで引用したい。 1、 夏に体力が消耗するのは、ただ暑いからという理由よりも、体が成長する時期であるため自然にエネルギーを消耗してしまう。・・これがいわゆる“夏バテ”の正体なのです。 2、 夏は暖かい飲み物を飲みましょう。氷水は厳禁です。氷水を飲むと内蔵が冷えて体に良くありません。(理由の詳細省略) 3、 昔から伝えられる養生法の一つが、昼寝です。昼寝をしたかしないかで、顔色、肌のつや、体全体が全く違ってきます。昔の医者は、患者は昼寝をしたかしないかを言いあてたものだそうです。15分間でも昼寝をするとたいへん体にいい。・・・この昼寝の習慣を身に付けたらたいしたもの。・・・昼寝は長くても30分で終わり。・・春の終わりごろから秋の初めまでの3ヵ月間は、1日15分の昼寝をぜひ習慣づけましょう。 4、 中国では昔から、汗を上手にコントロールする方法が研究されてきました。中国では「血汗同源」、つまり血液と汗は源が同じで、あせが非常に重要な体液と考えられてきた。・・・だから無駄に汗を流せば、まるで血を流したかのように心臓に負担をかけるという訳です。 夏を元気で乗り切る第一は昼寝の習慣だ。5分でも効果があるという。4の汗の説明はもう少し引用したいところであったが、紙幅の関係で割愛した。要は、大量に汗をかくことは、体を消耗させるばかりであるとの指南であった。太極拳でも気功でも汗をかいたら休憩する、これが基本になっているのだ。
・この猛暑 元気で乗り切る キーワード ほんの僅かの 昼寝の時間
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