『日々の映像』

2004年07月18日(日) 豪雨の後は猛暑の気配

 水害の被害が大きかった三条市地域は 引き続き大雨・洪水警報が発令され、緊張が続く中、水や泥を浴びて使えなくなった家財道具や家電製品などが撤去できずに街中に山積みされたままとなっている。放置された生ゴミは、暑さと湿気で腐敗が始まっており、長い避難所生活で疲労がピークに達しつつある住民らの健康面の心配も広がっている。 三条市や中之島町では雨は小康状態。しかし、新潟地方気象台によると18日明け方までの24時間の雨量は、「中・下越地方で200ミリ、上越・佐渡地方でも150ミリに上る」と予測しており土砂災害や洪水への厳重な警戒が必要となっている。

 一方梅雨明けした関東地方では連日、うだるような暑さが続いている。東京消防庁によると「都内で1日から16日までに熱中症で病院へ搬送されたのは計295人。統計を取り始めた99年以降の同じ期間で比べると、過去最多だ。1日で60人も運ばれた日もある。群馬県や埼玉県などでは死者も出た」(7月17日・朝日) というから豪雨の次に襲ってくる暑さと熱中症は軽視できない。ここでは、熱中症のイロハを掲げておきたい
1、熱失神・・皮膚血管の膨張によって血圧の低下、脳の血流が減少。
2、熱疲労・・水分が失われるために脱力感・めまい・頭痛・吐き気。
3、熱けいれん・・血液中の塩分が失われ筋肉がけいれんを起こす。
4、熱射病・・高温のため体温調整が利かなくなり、意識障害・失神。
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癒しの森330                           2004年7月18日
        人間開発(個人の立場:成長すること)

 国連で「人間開発報告書」を公表している。このような概念での統計の手法があったとは知らなかった。人間開発という概念は国際的にも幅広く受け入れられ、今や定着した概念となりつつあるという。「国の開発の度合いを測定する尺度として、1人当たりのGDP、平均寿命、就学率を基本要素として、これらを独自の数式に基づき人間開発指数として指数化」(HPより)している。この「人間開発指数」に基づくとノルウェーが4年連続トップなのだ。2位はスウェーデンで以下オーストラリア、カナダ、オランダ、ベルギー、アイスランド、米国と続き、日本は9位となっている。(メモ 日本は「豊かさ」世界9位 国連報告)
  
 同報告書の中で「民族、言語、宗教的アイデンティテイーを維持する『文化的自由』は基本的人権であり、21世紀の社会の発展には不可欠」と指摘している。ここで社会の基本構成のあり方を論じるつもりはない。人間開発を個人の立場で言えば、「成長」を意味している。過日考えさせられる言葉に出会った。アメリカの作家ピーターソンは「若さを保つには、成長しつづけることである」といっている。人間的な成長があるところに、年齢相応の若さが輝くのである。若さを保ちたいというのは万人の願いだと思う。その答えは、自らが成長するような生き方であるとの指南なのだ。
    
  ・自らの 若さを保つ キーワード 成長続けて 若さ輝く
     


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メモ 日本は「豊かさ」世界9位 国連報告
 【ジュネーブ15日共同】国連開発計画(UNDP)は15日、2004年版の「人間開発報告書」を発表した。平均寿命や就学率、成人の識字率、1人当たり国内総生産(GDP)などから割り出し、国民生活の豊かさを示す「人間開発指数」で、日本は5年連続の9位だった。
 女性の社会進出度で、日本は38位と前年の44位から順位を上げたが、議会の女性議員比率(9・9%)でジンバブエ(10%)に次ぐ101位、賃金の男女比でカボベルデに次ぐ100位(女性の賃金が男性の46%)など、調査対象5項目中4項目で低迷。推定年収だけが19位(1万6978ドル)と上位を維持した。(7月15日・共同通信)


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石田ふたみ